こんにちは。最近めっきり寒くなって週末は家にこもりがちなみいです。
最近フリーランスってよく耳にしますよね。会社に属していれば安心だった時代から、自分の力で仕事を獲得していく時代になりつつあるのかもしれません。
ちなみに元号「令和」には人々が心を寄せあい、新しい時代を切り開いていくという願いが込められているそうです。そんな時代に相応しく、この記事が新しい挑戦を始めるあなたの背中をそっと押すことが出来たらと思います。
それではフリーランスの働き方に関して詳しく見ていきましょう。
目次
そもそもフリーランスとは?
フリーランスの定義は雇用形態を知る事から
内閣官房の最新試算によると、日本国内における2020年の フリーランス人口は462万人とされています。では、そんなフリーランスの定義を確認していきましょう。
この記事を作成するにあたり、資料としてフリーランス協会の「フリーランス白書2020」調査を参考にしています。そんなフリーランス協会ではフリーランスを下記のように定義をしています。
「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」別の言い方をすれば、フリーランスは「雇用ではなく、業務委託・自営で」「会社の看板ではなく、自分の名前で」働く人々とも言える。
参考:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2020」
フルタイムフリーランスと副業フリーランス
フリーランスといえばカフェにパソコンを持ち込んで、好きな時間に仕事をする人…のようなイメージがあるかもしれません。
次はフリーランスの働き方に注目してみましょう。働く時間、形態で分けてみるとフリーランスは、フルタイムと副業(すきまワーク)にわけられます。その割合は下のグラフの通りです。
この表から分かるように半数以上が1ヶ月の勤務時間が140時間を越えるフルタイムフリーランスであることが分かりますね。つまりフリーランスのうち過半数を越える人が会社に所属せずフルタイムで仕事をし、その稼ぎで生計を立てているということです。
反対に副業フリーランスの場合考えられるのは正社員、主婦、学生、定年退職者が時間とスキルを活用して働いている場合です。
- フリーランスの業務形態は業務委託または自営業
- 会社に属さない働き方をしている
- フルタイムで働くフリーランスが過半数
フリーランスの働き方(職種、年収編)
フリーランスの人気職種3つを見ていきましょう
やはり、このジャンルの求人を一番目にするのではないでしょうか?WEBデザインを例にとってみると、企業や個人のクライアントからの依頼をもとに、WEBページのデザインをする仕事です。
一見デザインの知識のみあればWEBデザインの仕事が出来そうと思われがちですが、実は利用者が使いやすいUI/UXのデザイン設計まで任されたり、マーケティングに関連するSEOの知識(検索エンジン最適化)が求められたりとWEBサイト全般の知識が求められる仕事です。
手に職といえば昨今学校教育にも取り入れられているプログラミング。文系出身プログラマーや独学プログラマーなんて言葉も目にする通り、大人になってから一念発起してプログラミングを勉強し独立している人も多い職種です。
それには本やスクールなどの従来からの勉強方法もありますが、オンラインや動画教材が豊富になってきたのも理由としてあげられそうです。こちらもクラウドソーシングサイトの求人にはWEBデザインと同じように関連するマーケティングの知識やWEBディレクションなどの企画力も求められます。
どんなお店でも各自のWEBページを持つことが一般的になってきた世の中で、その分サイトに掲載する記事を執筆するライター、動画編集者の需要が高まっています。このジャンルに関しては、特にスキルを持たない初心者に対して参入のハードルが低いのが特徴です。
そのため、求人案件は多いものの単価が低いため、ある程度の収入を得るには自分だけのスキルを磨いて単価交渉をしていくことが必要になるかもしれません。
フリーランスの収入
フリーランスとして働く人たちの収入を見てみましょう。
どうでしょうか?200万以下の部分に副業フリーランスは含まれそうですね。
日本の平均年収が436万円(令和元年国税庁民間給与実態調査)ということから考えると、フリーランスで働く人の54%が平均年収程度、またはそれ以上の収入を得ているということが言えそうです。
個人的には副業フリーランスとして働く人を含めた統計としては、思ったよりも高収入を得ている人が多いのかなと感じました。
フリーランスの男女比、年齢比
次は男女比、年齢層を見てみましょう。
僅差ではありますが、実は女性の方が多いという結果になっています。子育てをしながら自分の自由な時間を使って働くというスタイルが好まれているのかもしれません。
年齢は30代、40代が圧倒的に多く、次いで50代以上となっています。まだまだ新卒が重宝される日本ではまずは会社でスキルを積んで、フリーランスとして働くという方達が多いのかもしれませんね。
フリーランスの働き方(スタイル編)
一般的なタスク案件
タスク案件、またはスポット案件と言われるこの仕事は数日間、又は長くても数週間という期間で終えることのできる仕事を言います。
例えばこんな仕事です。
- WEBサイトのキャッチコピーやバーナー作成
- HTML、CSSを使ったコーディング
- 動画サイトに投稿する動画の編集作業
- 翻訳
クラウドソーシングサービスでの求人が多いのもこのタイプで、実際に対面のミーティングなどはなしにオンラインで仕事の依頼から納品まで完了することが多いです。
そのため在宅ワークを希望する主婦や空いた時間を有効活用したい社会人などに人気があります。
その他(プロジェクト案件、ミッション案件)
その他の働き方のスタイルとして1つのプロジェクトに継続して参加するプロジェクト案件とミッション(目標)達成までクライアントと長期間で契約をし成果を出せるよう、協力しながら仕事を進めていくミッション案件があります。
どちらもタスク案件とは違って、クライアントとの関係性が重要になるため対面でのミーティングが必要になったり、中にはクライアント企業に在駐して働く事もあります。
フリーランスの働き方のメリット、デメリット
なんとなく自由でお洒落な気がするフリーランスですが、実際にフリーランスとして活躍している人はどんなことをメリット・デメリットと感じているのでしょうか?
フリーランスの働き方のメリット
- 仕事上の人間関係に悩まされない
- 働く時間や場所が選べる
- プライベートとの両立ができる
- 達成感や充実感が得られる
職場の人間関係や、通勤など会社員として働いている人にとっては避けて通れない部分ですね。また自分の名前で勝負しているフリーランスは組織の一員としての会社員よりも、仕事に対しての達成感や充実感を感じやすいのかもしれません。
フリーランスの働き方のデメリット
- 収入の不安
- 1人作業による孤独
- 仕事を自分で見つける(営業する)必要がある
- 会社員に保証されている社会保障を受けられない
デメリットとしてはやはり収入や保障面、仕事に対する責任の重さ、一人で仕事を進めていく孤独感などがあげられます。
しかし最新の調査によると「フリーランスという働き方を継続したいか?」という質問に8割近くの人がフリーランスを続けたいと答えています。個人の裁量が大きく責任の問われるフリーランスの仕事ですが、その分得られる満足感や充実感が大きいのかもしれませんね。
まとめ
今回はフリーランスの働き方についてまとめてみました。どうですか?少しはフリーランスについてイメージができたでしょうか?
実際にフリーランスで働く人の中には、副業として収入を増やしたい人、自宅で仕事をしたい人、自分のスキルを磨きたい人など様々な理由を持った方々がいます。
会社に守られていない分、厳しい事もあるのがフリーランス。
自分なりの働く理由を見つけたならば、フリーランスの働き方は人生の選択肢を広げてくれるかもしれません。
この記事が少しでも皆さんの参考になればうれしいです。