Lesson18 | 会社とは何か?- 会社の形態と違い –

会社とは?

どうも、かずきちです。

今回はちょっと真面目な話です。(いつも真面目だけど)

「会社を経営してます。」「社長です」と聞くとあなたはどう思います?昔の私なら「すげー!」って思ってました。

でも、今は思いません。

自分が経営しているからというのもありますが、そもそも「会社なんて簡単に作れる」からです。では、会社とはなんでしょうか?会社を作る意味とは?

 

まず、会社とは

「ただの紙きれ」

です。

 

法的に言えば、「法人」といって法的に「人」と同じようにみなされるということに過ぎません。印鑑を押して会社形態によて6万〜20万程度の金さえ払えば、簡単に会社は作れます。大学生でも簡単に作れるってことです。「作るだけ」ならね。

結局は中身なんです。どんなビジネスをし、きちんと毎年売上を上げ続けられるかどうかです。株式会社も資本金1円から設立できるようになったことで、上っ面だけ会社を作って、「社長です」なんて人がとても増えています。

あなたもそういうしょうもない「なんちゃって社長」にならないようにきちんと実のあるビジネスで起業をしてください。

ちなみに会社の設立の仕方や会社の基本的な事はここには書きません。どっかの本1冊買えば分かることなので。

ここではビジネスをする上で大事な部分本には載っていない&載せられない事を話します。

(まぁ、当たり前だけど本当に載せられない内容はここでは話さないので、有料部員の方は面談で直接聞いて下さい)

会社について

会社というのは法的には「法人」といいます。「(実在はしないが)法的な架空の一人の人間」という意味です。

ちなみに法人の形態には4形態あって、どれで設立するかによって違いがあります。

・株式会社(かぶしきがいしゃ)

・合同会社(ごうどうがいしゃ)

・合名会社(ごうめいがいしゃ)

・合資会社(ごうしがいしゃ)

※昔は資本金が少なく1人で設立できる「有限会社」というのがありましたが、もう作れません(今は株式会社が資本金1円から作れるので)

※有限会社は町の八百屋さんなど個人事業主の延長としてのスモールビジネスに使われることが多かったです。今は株式会社に分類されますが、メリット的に似ているのは合同会社です。

 

それぞれ、形態によって違いがあります。それをまとめたのが下の表です。

ただし、今はメリット的にみても、株式会社か合同会社で設立することになります。

株式会社 合同会社 合資会社 合名会社
資本金の下限 資本金の制限はなし、1円可(以前は1000万円)  –  –  –
必要な株主・社員の人数 1人以上  1人以上  2人以上  1人以上
出資者の名称 株主 社員 社員 社員
出資者が負う責任 有限責任…出資した範囲で責任を負う 有限責任 有限責任社員と無限責任社員がいる 無限責任…全ての責任を負う
設立の手続 若干の手間と費用がかかる 比較的簡単 比較的簡単 比較的簡単
設立費用
(最低限かかる法定費用のみ)
登録免許税15万円、定款認証費用5万2千円、定款印紙4万円 登録免許税6万円、定款印紙4万円 登録免許税6万円、定款印紙4万円 登録免許税6万円、定款印紙4万円
最高意思決定機関 株主総会 社員総会 社員総会 社員総会
経営の主体 取締役 業務執行社員 業務執行社員 業務執行社員
取締役等の人数制限 取締役1人以上で可、監査役の設置は任意
株式会社への組織変更 可能 可能 可能
組織の特徴 上場企業など大企業から中小零細企業まで幅広く利用されている。本来は多くの出資を集めるために考案された仕組み。有限会社制度廃止で今後は会社設立の中心になる。 新会社法にて認められた日本版LLC。手続面が簡略化され、設立費用も安いので、法人格だけ必要な場合の設立などで利用される。出資比率と異なる利益分配が可能。 かつては小額資本で設立できる法人として一部で利用されたが、株式会社の最低資本金が撤廃され、合同会社制度の創設で、現在の新規設立はあまりない。 無限責任のため個人事業に近く、従来からあまり利用されていなかったが、今後も新規設立はほとんどないと思われる。

資本金の違い

資本金というのは、会社で使える「お金」のこと。

一般家庭の家計で言うなら、「貯金」「貯蓄」という意味です。

設立するには、法人の名前で銀行口座を作って、そこにまずこれから事業で使うための「最初の貯蓄」を入金します。

それが、「資本金」です。

(法人での名前で口座をつくるだけで、個人の口座を作るのと何ら変わらない)

(資本金は後から「増資」という形で増やせる)

(株式会社では出資者(資本金を出した人)株主と言う)

この資本金は、昔は株式会社の場合は1000万円以上最初に入金しないといけなかったので設立ハードルが高かったんですが、今は1円からなので、簡単。

他の法人形態も1円から可能なので、違いはありません。

 

設立人数

設立には、必要な最低人数がありますが、合資会社以外は1人で設立できます。

経営主体

株式会社の場合、会社の経営は「取締役」が行います。

なので、会社設立時に取締役を決めます。取締役は複数人でも可能で、株式会社では「取締役」「社員(従業員)というのは明確に分かれてます。社員の給料は「給与」だが、取締役の給料は「役員報酬」と言ったり、福利厚生が役員の場合は厳しかったり、役員報酬は期中に変えるのはめんどかったり。

取締役の中でも一番の代表のものを「代表取締役」といいます。(実質的な社長のこと)

(ちなみに社長は「社の長(おさ)」という意味なだけなので、どの形態でも使える)

(一人設立なら自分が出資者(株主)でもあり、取締役(役員)でもある。ややこしいけど1人2役ってこと。)

株式会社以外の場合、「取締役」など区別はなく、経営する人も「社員(業務執行社員)」とみなします。だから、私なんかの合同会社の場合は「代表取締役」という肩書きは使えません。ちなみに株式会社より実は合同会社の方がメリットは大きいが、それはまたおいおい。

株式会社では、年1回の「株主総会」を開く必要があります。「取締役会」という役員の集まりでまとめた内容などを株主総会に持って行き、株主たちの意見も聞きながら重要な事を最終決定するもの。

(ただし、小さい会社の場合、役員でもあり株主でもあるので、書面上だけ作って「開いた」としている)

(株式会社以外は、「社員総会」という名称で開く)

責任範囲

責任範囲というのは、会社が赤字などで倒産した場合に「銀行から借りたお金」や「取引先への未払いのお金」といった「債務」をその法人の役員または社員が負担するかどうかという範囲のこと。

無限責任は、個人にまで及びます。個人事業と同じで、借りたお金は社長が責任を持って払う必要があります。

有限責任は、その会社が潰れたらそこで精算して終わり。社長には債務はいかないので、変な話、逃げられるということです。(まぁ、実際は同じ銀行で次お金借りるのは厳しくなります)

(精算というのは、潰れた時点で残ってる備品を売ってお金にして、借りた人に返せるだけ返して終わり。というもの。)

有限責任だと社長が人生をかけて償う必要がない分、銀行の融資(お金を借りること)の審査も厳しいです。

設立費用

設立費用も資本金を除いて、株式会社は約20万円合同会社は6万円です。

決算

決算というのは、家計簿のようなものを毎月つけて1年ごとに「いくら売り上げて、いくら出ていったか」「今の資産(貯金や商品などの物品)がいくらあって、負債(借り入れ金など)がいくらあるか」を計算することを言います。

(ゲームの「桃鉄」をやったことある人は分かりやすいかも)

複式簿記という家計簿のもっと細かい厳格な書き方を元に帳簿付け(記録)していきます。

合同会社の場合、決算公告(決算をHPなどに載せて公表する)の義務がないので、株式会社のように毎年決算時に会社の決算書を公表しなくていいんです。

ちなみに決算期の締め(例えば3月末とか)は最初に自由に決められ、その1年ごとに決算をし、1年度(初年度)を1期、次年度を2期という風に言います。年度中のことを「期中」ともいう。

(「今起業して何年目?」「今、3期目」というように使う)

※個人事業は固定で1月1日〜12月31日の帳簿を2月16日〜3月15日までの確定申告に出します

社会保険

法人の場合、役員や社員などはみんな社会保険(健康保険、年金保険、雇用保険、労災保険)に加入必須です。

個人事業だと国民健康保険&国民年金だったのが、社会保険の場合、会社の健康保険と厚生年金に入れる。

(社会保険の保険料の場合、会社と役員など従業員と基本、折半するので、1人設立だと「自分の会社からお金を払い、自分個人でも自分の会社からもらった給料からお金を払う」という形になる。)

※個人事業の場合、従業員が5人以上いる場合に原則、社会保険加入必須になる

今回のまとめ

会社を設立する形態は実質、株式会社と合同会社のみ。

どっちの形態も資本金も変わらず、株主総会だったり内部でやらなきゃいけないことはそんな変わりません。

次回やりますが、法人のイイトコロの一つは、個人が個人名義でローンを借りられるように法人は一人の人として扱われるので「法人名義」でローンも借りられれば、賃貸契約をしたり、様々な契約で法人という「人」を使うことができるという点。

ちなみに昔、不動産業界でそっち系の人と仕事をしていましたが、会社を1000社以上持ってる人もいました。いわゆるペーパーカンパニー(書面上だけ存在して実体は何も事業をしていない会社)です。

まぁ、会社持ってるから凄いわけでもなく、何社もあるから凄いわけでもなく、ちゃんと毎年稼げているかどうかでしかないです。