HTMLのフォームにラベルを表示させるlabelタグの書き方を解説

HTMLで入力フォームを作った際、ラベルを表示する方法がわからない人はいませんか?

今回は、フォームにラベルを表示するために使用する、labelタグの使い方について紹介します。フォームを扱うサイトでは必須ともいえるlabelタグ、この機会にぜひ理解しておきましょう。

HTMLの入力フォームにラベルを表示させる方法

Webページに、HTMLで入力フォームを作る場合、フォームの横に「名前」「住所」「性別」など、ラベルを表示させるのが一般的です。その時に便利なのが、labelタグです。

ラベルのない入力フォームでは、何を入力すればいいのかわかりません。そのため、フォーム作成においてlabelタグは、絶対に必要なタグの1つです。

HTMLのlabel(ラベル)タグの使い方

HTMLのlabelタグを使う方法について解説していきます。まず、labelタグには次の2通りの使い方があります。

  • labelタグのfor属性とフォームのid属性を関連付ける方法
  • labelタグ内にフォームとテキストを含める方法

どちらも使われている方法なので、優劣をつけにくいですが、「labelタグのfor属性とフォームのid属性を関連付ける方法」の方が対応している実行環境が多いので、こちらを使うのがおすすめです。

それでは、2通りのlabelタグの使い方について、詳しくみていきましょう。

labelタグのfor属性とフォームのid属性を関連付ける

HTMLの入力フォームで、labelタグのfor属性とフォームのid属性を関連付けてラベルを表示させる場合、次のように記述します。

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by sho-go (@sho-go)
on CodePen.

labelタグのfor属性とフォームのid属性を関連付けているため、ラベルの「お名前」をクリックすると、入力欄がアクティブになります。

labelタグ内にフォームとテキストを含める

HTMLの入力フォームで、labelタグ内にフォームとテキストを含めてラベルを表示させる場合、次のように記述します。

See the Pen
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by sho-go (@sho-go)
on CodePen.

こちらも、labelタグ内にフォームとテキストを含めて表示させているため、ラベルの「お名前」をクリックすると、入力欄がアクティブになります。
ただし、ブラウザが「Internet Explorer 6」の場合は、for属性を使った書き方にしか対応していないので、注意が必要です。

HTMLのlabel(ラベル)タグの注意点

HTMLでlabelタグを使用する場合には、注意するべき点があります。代表的なものを紹介するので、ラベルを表示させる場合には、気を付けるようにしましょう。

  • labelタグにボタンやリンクを含めない
  • labelタグに見出しタグを含めない
  • labelタグを入れ子にしない

上記の3つが、ラベル表示をする際によくあるミスです。それでは、各注意点について詳しく解説していきますね。

labelタグにボタンやリンクを含めない

labelタグの中には、ボタン(buttonタグ)やリンク(aタグ)を含めないようにしましょう。
通常、ラベルをクリックすると入力欄がアクティブになります。しかし、ラベルがボタンやリンクの場合、クリックするとページ遷移画面の変化が起きてしまいます。

labelタグに見出しタグを含めない

labelタグの中には、見出しタグも含めないようにしましょう。
見出しタグは、文章のまとまりのタイトルとして認識されます。そのため、入力フォームの説明を意味するlabelタグと混在してしまうと、各タグの役割が不明瞭になってしまいます。その結果、一部の読み上げソフトなどでは、正しく認識されない場合があります。

labelタグを入れ子にしない

labelタグの中にlabelタグを含めるような、入れ子構造にならないようにしましょう。
そもそも、labelタグは入力欄の説明を意味するタグなので、入れ子構造になっている場合、使い方を間違っていると思って良いでしょう。

まとめ

HTMLのフォームに、ラベルを表示させるlabelタグについて解説してきました。サイトに入力フォームを設置する場合、必ずといっていいほど使うタグなので、紹介した使い方をしっかりと理解しておきましょう。

また、ユーザビリティの高いサイト運営を行うために、labelタグを使うときの注意点をしっかりと守って、記述するようにしましょう。

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