このコーナーでは、実際のコードを実例にして、プログラミング初心者がやりがちな間違いをご紹介していきたいと思います。
ファイル名でどこで使われているのか判断がつかない
まず、こちらの画像を見てください。
これは、あるサイトの実際のソースファイルの構成ですが、どこがおかしいかわかりますか?
それは、
どこで使われているのかわかりにくいファイル名をつけている
ということです。
home.php
home_test.php
home_test2.php
といったように「テスト用なのかな?」と思いきや、がっつり使っているという。
そもそも、テスト用に使った時に作ったファイルなら
他の人が誤解しづらいようにすぐテストで使い終わったら消しましょう
ということですね。
さらには、実際使われていたのは
home_test2.php
でしたが、
「home_test3」があるのなら最新のが使われているんだろう。
と普通なら思います。
こういったちょっとした部分が積み重なって現場では「改修しづらい(修正しづらい)」「実装に時間がかかる」という原因になっています。
なので、必ず
誰が見てもパッとわかりやすいファイル名をつけること
ファイル名に1とか2とか数字をつけないこと
使っていないファイルならすぐに消すこと(Gitでソース管理しているのなら、消したって戻せますし、履歴でどんなソースコードだったか追えます)
ということを学習段階から徹底した方がいいです。
ファイル名を変えるだけなら一瞬で終わるようなものですが、「ダメな方向に面倒くさがり」な人はこういうことをしがちです。
部屋が掃除できない人や物が捨てられない人のようにこういうクセみたいなものは、習慣化しやすいので早期発見して気をつけていく必要があります。