現代のIT社会において、もっとも重要な役割を担うインフラエンジニア。今後も需要はどんどん大きくなるので、応じて年収もアップしていくでしょう。
「でも実際、年収1000万円稼げるの?」
「 平均年収ってどれぐらいなの?」
と気になりますよね。この記事を読めば、
- インフラエンジニアで年収1000万円を達成できるのかがわかる
- 年収1000万円を達成するために、どんな行動をすれば良いのか知れる
- インフラエンジニアの平均年収と年収分布を把握できる
気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
インフラエンジニアで年収1000万円は達成できる
結論、インフラエンジニアで年収1000万円を達成することは可能です。
今後もますますITの時代が進み、技術者の需要は高まっていくため、収入を得やすい職業と言えます。
ただし、誰もが高収入を得られるわけではなく、年収1000万円を実現できるのはほんの一握り。
エンジニアの年収事情や高収入を稼ぐためのポイントをしっかりと理解して、一流のインフラエンジニアを目指しましょう。
インフラエンジニアの年収事情
実際のインフラエンジニアの年収を、平均年収と年収分布の2つに分けて解説します。
平均年収
インフラエンジニア(30歳~35歳)の平均年収・最高年収・最低年収をグラフにすると以下のようになります。
引用元: Tech総研 30代前半エンジニアの広がる年収格差
年を重ねるごとに平均年収は上がっており、30代前半の年収はだいたい500万円ぐらいに収まりますね。
しかし、ここで着目すべきなのは最高年収です。経験を重ねるごとに最高年収は大幅にアップしています。
インフラエンジニアとして知見を深めて行った方は、働き方をフリーランスに変えたり、コンサルタントとして働いたりすることで年収1000万円を達成していますね。
年収分布
インフラエンジニアの年収分布は以下のようになります。
やはり年収は500万円前後に固まっていますが、注目すべきは年収800万円以上の方が6%しかいないことです。
ただエンジニアとして活躍するだけでは年収1000万円を達成できないことがよくわかります。
高年収にするためには何をすれば良いのか、しっかりと確認していきましょう。
インフラエンジニアで年収1000万円を達成する5つのポイント
インフラエンジニアで年収1000万円を達成する5つのポイントは、以下のようになります。
- 経験を積んでマネージャーなどのポジションにつく
- エンジニアとして社会価値の高いスキルを身に付ける
- フリーランスのインフラエンジニアとして働く
- コンサルティングの世界で活躍する
- 扱えるプログラミング言語を増やす
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
経験を積んでマネージャーなどのポジションにつく
インフラエンジニアとして年収1000万円を実現するには、高い役職に就くことがポイントです。
具体的には、以下のようなポジションが存在します。
- プロジェクトマネージャ―
- シニアインフラエンジニア
- インフラ管理者
- インフラネットワークアナリスト
これらのポジションは通常のエンジニアの仕事に加えて、マネジメントや事業を引っ張る役割が増えるため、収入は高くなる傾向があります。
また、実際の求人を見ても「報酬:800万円~1200万」と、年収1000万円を実現できる案件が多いです。
インフラエンジニアとして高収入を志すなら、ハイクラスの企業から必要とされる経験を積んでおくのがオススメですね。
エンジニアとして社会価値の高いスキルを身に付ける
インフラエンジニアで年収1000万円を得るなら、社会価値の高いスキルを身に付ける必要があります。
具体的には、以下のようなモノです。
- 英語でのコミュニケーション能力
- UNIXやOSに関する深い知見
- マネジメントスキル
- インフラエンジニアとしての5年以上の経験
プログラムを使えることに加えて高精度のスキルがあればあるほど、企業から必要とされるため、高年収を実現できます。
とは言っても、まずはプログラムのスキルが重要。
エンジニアとしてのキャリアに慣れてきたら、自分の市場価値を上げるために1つでも多くできる事を増やすのが良いですね。
フリーランスのインフラエンジニアとして働く
フリーランスとして働けば、年収1000万円を稼ぐこともできます。
フリーランスは仕事をすればするほど報酬が増える成果報酬型。自分の努力次第で、1000万円を超える年収を得ることも可能です。
前述のとおり、インフラエンジニアは企業からのニーズも高いため、自分で案件を獲得するのも難しくはないでしょう。
ただし、仕事を受注する際、報酬を上げる交渉力や営業力も重要なスキルになるので、幅広い知見を身に付けるようにしましょう。
コンサルティングの世界で活躍する
インフラエンジニアとして働き、ITの知識が豊富になれば、コンサルタントとして活躍することで年収1000万円を達成できます。
コンサルタントもエンジニア同様に需要の高い職業のため、まさに高年収職業のかけ合わせ。社会価値も非常に高いです。
コンサルティング業界で活躍するには、幅広い知見と豊富な経験が必須になるので、まずはインフラエンジニアとしてのキャリアを確実に踏んでいきましょう。
扱えるプログラミング言語を増やす
扱えるプログラミング言語を増やすことで、仕事の幅を広がり、より報酬の高い企業を選択できるようになります。
特に、フリーランスとして年収1000万円を獲得するなら、仕事量も大切な要素。色々な案件を受注できる方が有利です。
インフラエンジニアとして必要になるプログラミング言語をリストアップし、ひとつひとつ確実に自分の武器にしていきましょう。
インフラエンジニアにオススメのプログラミング言語
インフラエンジニアとして活躍するために使えるプログラミング言語は、以下の4つです。
プログラミング言語 | 用途 |
TTL(Tera Term用マクロ言語) | Windows向けのターミナルエミュレータ、ほぼすべての現場で使う |
Bash(シェルスクリプト) | Unix OS上で動作する言語、OSコマンドの実行・サーバー管理に使用 |
BAT(バッチファイル用言語) | Windows搭載のバッチファイル言語、ファイル操作の処理を簡素化できる |
Python/Ruby/Perl(軽量言語) | 比較的学びやすい言語、障害対応時のログ調査で役立つ |
エンジニアとしてのキャリアを始めるなら、まずは簡単なPythonあたりから学ぶのが良いですね。
1つの言語を扱えるようになったら、TTLやBashに手をかけると効率的に学べるのでオススメ。
年収1000万円を達成するために、自分に必要な言語を複数覚えておきましょう。
インフラエンジニアの年収を他エンジニア職と比較
インフラエンジニアの年収について解説してきましたが、ほかの種類のエンジニア・技術者の平均年収はどれぐらいなのでしょうか。
エンジニア種 | 平均年収 |
インフラエンジニア | 400万円~600万円 |
Webエンジニア | 400万円~500万円 |
ネットワークエンジニア | 400万円~500万円 |
フロントエンドエンジニア | 400万円~600万円 |
ソフトウェアエンジニア | 450万円~650万円 |
セキュリティエンジニア | 300万円~500万円 |
機械学習エンジニア | 500万円~600万円 |
組み込みエンジニア | 450万円~700万円 |
プログラマー | 400万円~500万円 |
エンジニアは総じて年収500万円前後に収まることが多いですね。
上のような平均年収から、フリーランスによる活躍やコンサルタントへの転職を行えば、さらに年収をアップすることができますね。
また、これからのIT業界を見据えると、機械学習の需要はどんどん高まっていくと考えられるので、未来を見据えて機械学習エンジニアを目指すのもオススメ。
自分の興味のある分野や必要な年収をしっかりと考えて、最適なキャリアを歩んでくださいね。
年収1000万円達成するなら知識と経験が必須
インフラエンジニアとして年収1000万円を獲得するなら、エンジニアとしての幅広い知識と長年の経験が必須です。
前述した5つのポイントを踏まえても、まずは技術者としての深い経験が必要になります。
少なく見積もっても5年~7年の経験がなければ、社会的な価値が跳ね上がることはないでしょう。
十分な経験値を手に入れたら、フリーランス・転職・コンサルタントのいずれかで勝負することで年収1000万円の道を切り開いてくださいね。