「Unityで使われるプログラミング言語はなんだろう？」
ゲームエンジンであるUnityを使用することでゲーム制作ができ、さらにプログラミングによって細かい開発ができます。
Unityで使用される「C#」というプログラミング言語について聞いたことあると思いますが、本格的に学習した事はありますか？ 今回はUnityとC#の基礎知識についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Unityで使われるC#について
Unityでは「C#（シーシャープ）」というプログラミング言語を使用して、ゲーム開発を行います。C#はMicrosoft社が開発したプログラミング言語で、C言語、C++が派生したのが「C#」です。
Unityはスクリプトを書くことなくゲーム開発をすることができるのですが、それではやはり開発の効率や表現できる幅が狭くなってしまいます。そこでC#を使用することで、細かな表現をゲームに実装することができるのです。
C#の特徴とは
C#は静的型付けのコンパイル言語ですが、Microsoft社が開発した「.NET Framework」というフレームワークを使用することでオブジェクト指向のプログラミングができるようになります。
言語としては構文にCやC++、Javaの影響を受けており、これらの言語を習得している方であれば学習コストは少ないです。
C#自体はMicrosoft社が開発したプログラミング言語なので、Windows上のアプリ開発に適しています。しかしUnityのゲーム開発の場で使用することで、AndroidやiPhone、さらにVR・AR系のアプリ開発にも幅広く活かすことができます。
C#の今後の需要
2000年に登場したC#ですが、今後の需要も気になるかと思います。
結論から、C#は今後も需要があって将来性の明るいプログラミング言語だといえます。 特にフリーランス向けの求人数が増えており、いまだに開発において欠かせないプログラミング言語です。
その背景として、Unityでのゲーム開発に使用される事はもちろんなのですが、多くの業務用システム開発にも利用されるからです。そのためJavaのように大規模システムに使われるC#は、今後も需要が高まっていくと予想できます。
今現在稼働しているシステムもC#によって開発されたものが多いため、そのシステムの保守作業にもC#エンジニアが必要です。
なぜUnityでのゲーム開発が人気なのか
プログラミングをせずともゲーム開発ができるUnityですが、なぜ人気なのでしょうか。ゲームエンジンのシェア率1位のUnityが人気なのは、以下の背景があるからだと考えられます。
- ストアの充実性
- Unityの学習難易度
- 幅広いプラットフォームに対応
主に上記3つのことについて、ご紹介していきます。
ストアの充実性
Unityはストアが充実しており、ゲームに必要な素材や拡張機能などが公開・販売されています。このストアによって、ゲーム開発に慣れていない方でも、簡単に本格的な機能を実装することができます。
またこのストアでは、エンジニアなどがUnityを使用して作成した素材を販売することができます。個人でも簡単に公開・販売をすることができるため、興味がある方は挑戦してみてもいいかもしれません。
Unityの学習難易度
Unityは利用者数も多く、様々な解説書や操作方法のノウハウが公開されています。またC#のように プログラミング言語ではないため学習難易度も比較的簡単です。
初心者でも簡単なゲームであれば、1日で操作方法を覚えて作成することができるでしょう。
本格的にゲームを開発をしたい方も、学習しながらじっくりと作成してみてもいいかもしれませんね。
幅広いプラットフォームに対応
はじめに少し述べましたがUnityで作成したゲームは、Androidアプリ・iPhoneアプリ・ブラウザアプリなど幅広く対応しています。
さらに開発も、Windowsでの開発・Macでの開発に対応しているため、幅広いユーザーが利用できるプラットフォームです。
ゲームの開発以外にも、ARやVRの技術など様々な用途に活用できる『xR』という特性に活かすこともできます。xRとは、「VR」「AR」「MR」などの総称のことです。
「x」は未知数を示しており、xRealityということになります。
この技術で医療、建築、自動車の設計など様々な分野に活用されています。
Unityでプログラミングを行う前に準備するのも
Unityでプログラミングを行うためにも、まず準備をしておくものがあります。それは開発環境を整えておくことです。
Unityと相性がいいのは、Visual Studioという総合開発環境（IDE）です。Visual StudioもMicrosoft社が提供しているため、プログラミング言語のC#と非常に相性がいいのです。
Visual Studioを導入しよう
Unity Hubがアップデートされたことにより、Unityを初めてインストールした際に、Visual Studioを含めてくれるようになりました。
Unity HubとはUnityそのものではなく、Unityのバージョン管理をしてくれるツールのことです。そのため基本的には、UnityとUnity Hubはセットで使用することを理解しておきましょう。
もしVisual Studioが導入されていない場合は、公式サイトより導入することができます。
UnityとVisual Studioの連携
導入したVisual Studioは、Unityと連携させる必要があります。 この連携できる点が、UnityとVisual Studioの相性がいいポイントでもあります。
連携させるためには上部メニューから操作する必要があります。
- Windows：Edit→Preferences
- Mac：Unity→Preferences
ウィンドウが開くので、「Exteranal Tools」を選択します。その後「External Script Editor」という項目から「Visual Studio」を選択することで、連携が完了します。
Unityのプログラミング学習方法
Unityの使い方、そしてC#について学習することができる方法は、以下の通りです。
- ドットインストール
- Udemy
学習サイトをうまく活用して、効率よく学習を進めていきましょう。
【もう迷わない】プログラミング学習におすすめなサイトを紹介！
ドットインストール
動画を使って学習できるため、とてもわかりやすい学習サイトです。UnityとC#に関する基礎知識を学習できるため、これからゲーム制作を行いたい方にぴったりだといえるでしょう。
Udemy
Udemyも動画を視聴して学習することができるサイトです。とても幅広い内容の講座が公開されており、制作するゲームの内容も様々です。
C#を使った本格的なゲーム開発の方法学習できるため、 作ってみたいゲームの内容に合わせて学習内容を決めてみましょう。
まとめ
いかがでしたか？
今回の記事ではUnity開発で使用するC#について、基礎的な知識や学習方法をご紹介しました。
Unityはとても人気のある学習エンジンです。きちんと使い方を学びC#についての知識を深めることで、活躍できる幅も一気に広がります。ゲーム開発に興味がある方は、ぜひUnityの学習してみましょう。
プログラミングを学習すれば未経験でも簡単に転職できるって本当？
