WordPressのカテゴリー分けする意味って…?
どうやって設定するの?
正しい分類方法ってある?
WordPressのカテゴリー分類、何となく設定するのがいいとは思っても、実際どんなメリットがあって、どう設定していいのか分からないという方。
ここでは、カテゴリー分類する理由と設定の仕方、正しいカテゴリーの分類方法についてわかりやすく解説します。
サイト運営する上で、カテゴリー分類はサイトの評価を決めると言われるほど重要な項目です。
最後まで目を通して、是非参考にしてみてください。
目次
そもそもカテゴリーって何?
例えば血液型。
抗原や抗体によって、A型、B型、O型、AB型分けられています。これは血液型のカテゴリー分類(カテゴライズ)です。
このカテゴリー分類で、輸血ができる、できないを知ることができたり、今では病気のリスクが異なることも分かっています。
また、コンビニの商品を商品棚に収納するのもカテゴリー分類です。
商品棚には商品の種類(カテゴリー名)が書かれていて、例えばポッキーがほしければ、「お菓子」というコーナーの「チョコレート」の棚を探せば、すぐに見つけることができます。
他にも例えば、気になった車の名前を調べたいと思った時に、まずは「メーカー」で分類できます。
「トヨタ」、「ニッサン」、「ホンダ」・・・さらにそれぞれのメーカーごとに、「スポーツタイプ」、「SUV」、「ミニバン」などに分けられ、どんどん目的の車名に絞り込まれていくことになります。
このように、カテゴリー分類することで、判断しやすくなったり、何がどこにあるか?など、モノが取りやすくなったり、見つけやすくなったりというメリットがあります。
WordPressでカテゴリー分類する意味
サイト運営においても、カテゴリー分類することで、メリットが生まれます。
Webサイトにおいてのカテゴリーは、サイト構造を決めるものです。
つまりカテゴリー分類を設定することは、サイトを訪れたユーザーが中身を理解できるか?記事が読みやすいか?を決めることと、Google検索エンジンが、サイトをわかりやすいと判断するか?に関係してきます。
カテゴリー設定がSEOに影響するということです。
適切なカテゴリー設定によって、検索エンジンからWebサイトを「よいサイト」と評価してもらうことができます。
逆にカテゴリー設定されていなかったり、正しく分類できていないと、検索エンジンがわかりにくくなってSEO評価が下がってしまいます。
Webサイトのカテゴリーは、サイトそのものの質を決める重要なファクターになるということです。
WordPressの正しいカテゴリー分類とは?
カテゴリーは階層構造になっています。
例えば、旅行を紹介するサイトで、トップを「国内旅行」とした場合、行先ごとにカテゴリー分類することができます。
「国内旅行」の次の分類を「都道府県別」に、「北海道」、「東京都」、「大阪府」、「福岡県」・・・とカテゴライズすることができます。
また、もっとわかりやすくしようと思えば、都道府県別の前に、「東北」、「関東」、「甲信越」、「近畿」・・・というように「地方別」に分類することができます。
その場合、「国内旅行行先」→「近畿」→「京都」というように3段階の階層構造になっていきます。
ユーザーが47都道府県から直接「京都」を選ぶよりも、「近畿」で絞り込まれることで、簡単に素早く選択することができます。
しかし、もしここで間違って「近畿」の下に「横浜」を置いてしまい、正しくない分類をしていたとすると、ユーザーは「神奈川県」の下を探しても永遠に「横浜」を見つけることができず、評価が下がってしまいます。
これが、正しいカテゴリー分類をしなくてはいけない理由です。
また、カテゴリー分類は、サイトの目的によっても変わってきます。
先ほどの例では、トップを「国内旅行」とし、行先ごとに分類しましたが、旅行サイトの目的を「誰と行くか?」と設定すれば、さらにカテゴリー方法が変わってきます。
トップに「旅行相手」とおいて、次の階層では「家族で行く」、「夫婦で行く」、「恋人同士で行く」、「友人と行く」というように、同じ旅行紹介サイトでも、カテゴリー分類の仕方が変わってきます。
サイトを訪れる人を惑わせないために、正しく、目的に合わせたカテゴリー分類することが重要になってきます。
WordPressでカテゴリーを設定、表示する
カテゴリーはサイトを作成する前に決めておく必要があります。
この例では、「雑記ブログ」でとして、気になるニュースやおいしい食べ物、お祭りなどの地域イベントなどについて紹介するブログを作成します。
そのため、カテゴリーを「News」、「Eats」、「Event」に分類してみます。
WordPressでどのようにカテゴリー設定をするのか実際にやってみたいと思います。
カテゴリーの追加方法
1.ダッシュボードの「投稿」→「カテゴリー」をクリックします。ここでカテゴリーを追加します。
初めは、「Uncategorized」という項目(黄色丸内)が入っており、カテゴリーを設定していない投稿記事はこの「Uncategorized(未分類)」に自動的に振り分けられます。
2.カテゴリー「News」を追加します。
赤枠内のカテゴリー名、スラッグ、説明を記載して赤丸の「新規カテゴリーを追加」をクリックします。
3.右上の「Uncategorized」の上に、追加した「News」が表示されていることを確認します。
4.続いて同様にカテゴリー「Eats」、「Event」も追加します。
5.以上でカテゴリーの追加は完了です。
カテゴリーへの投稿記事の登録方法
1.ここでは、作成した投稿記事を追加したカテゴリーに当てはめて「分類」します。
この例の2つの記事「テスト」と「テスト2」はカテゴリー未分類なため、カテゴリー項目は「Uncategorized」となっています。
ダッシュボードの「投稿」→「投稿一覧」から、投稿記事「テスト」をクリックします。
2.「投稿を編集」の左下赤枠部に追加したカテゴリーがチェックできるようになっていることを確認します。
3.この記事をカテゴリー「News」に分類するため、カテゴリー内の「News」にチェックを入れます。
この時、「Uncategorized」のチェックが入ったままなので、「Uncategorized」のチェックは外します。
4.「更新」をクリックします。
5.記事がカテゴリーに分けられていることを確認するため、ダッシュボードの「投稿」→「カテゴリー」をクリックします。
6.「カテゴリー」の「News」のカウントが「1」となっていることを確認し、カウントの数値「1」をクリックします。
7.「1」をクリックすると投稿記事の「テスト」の内容が表示されます。
テストの「カテゴリー」が「News」に分類されていることを確認します。
8.同様に投稿記事「テスト2」をカテゴリー「Eats」に分類して、確認してみましょう。
9.カテゴリー「Eats」のカウントが「1」になっていることを確認します。
10.カウント「1」をクリックして「テスト2」の「カテゴリー」が「News」に分類されていることを確認します。
カテゴリーの設定は以上です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、WordPressのカテゴリーを設定する理由と設定方法について解説しました。
カテゴリーを設定することで、訪問者にとってわかりやすく利用しやすいサイトになり、またSEO的にも有利になって、結果的に検索順位の向上につながります。
質の高いサイト運営をする上では必須の項目ですので、ぜひ実行してくださいね。
この記事が、少しでもWordPressでサイト運営される方々のお役にたてれば嬉しいです。