皆さんは他人とコミュニケーションを取るのが得意ですか?おそらくこの記事を読んでいる方は、どちらかというと苦手という方が多いはず。
今回はそんなコミュニケーション能力に悩んでいる方に向けて
についてご紹介します!
目次
一般的なコミュニケーションに対する苦手意識
まずはコミュニケーション能力に自信があるのか、どんな場面で役に立っているのか、コミュニケーションはどんな場面で役に立つのか、一般的な意識を見ていきましょう。
今回はエン・ジャパンが行った「現場でのコミュニケーション」意識調査ー『エン派遣』ユーザーアンケートの結果を参考にご紹介します
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する利用者満足度No.1(※)日本最大級の派遣情報サイト『エン派遣』( https://haken.en-japan.com/ )上でユーザーを対象に「職場でのコミュニケーション」についてアンケート調査を行ない、4,790名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
※2020年オリコン顧客満足度調査「派遣情報サイト」ランキング総合1位( https://life.oricon.co.jp/information/310/ )
コミュニケーション能力について
まずは自分のコミュニケーション能力についてです。職場内に限られますが、コミュニケーションが上手くとれていると感じた方は、どちらかといえばそう思うを含めると約7割。
対して、コミュニケーションがうまくとれていないと感じた方は3割という結果でした。
しかしグラフを見るとわかる通り、自信をもって「コミュニケーションが取れている」と答えた方は7割中たったの3割。
なんとなく取れている気がすると、曖昧な認識を持つ人数の方が圧倒的に多いのです。
コミュニケーションが上手くとれていると感じている理由
コミュニケーションが取れていると感じている7割の方は、以下の理由をもとに「コミュニケーションがとれている」と感じたそうです。
- 上司や同僚に相談しやすい環境がある
- 仕事情報の共有がスムーズに行える
- 自らコミュニケーションをとる努力をしている
- 職場の人間関係が良い
- 社風がコミュニケーションを大事にしている
- 仕事の進行に悩みがない
コミュニケーションが上手くとれていないと感じている理由
対してコミュニケーションが上手くいっていないと回答した方は以下のような理由から、コミュニケーションが上手くとれていないと回答していました。
- 気軽に相談できる上司や同僚がいない
- 人間関係が悪い
- コミュニケーションを大事にする社風ではない
- 仕事の情報共有が円滑に進んでいない
- 仕事をしていくうえで悩みがある
- コミュニケーションに必要性が感じられない
コミュニケーションが上手くいかないと仕事に支障をきたす
以上の回答結果を見てみると、大まかな理由は同じですがコミュニケーションが取れている方と、取れていない方には圧倒的な違いがあります。
それは「自分から積極的にコミュニケーションを取ろうとしているか」と言う事。コミュニケーションが取れていると回答した方の中には「自ら努力している」と答えた方が40%もいました。
多少なり影響はあっても、自分から環境を良くしようと努力しているのが分かります。
仕事はコミュニケーションが取れているほうが確実に円滑に進みます。仕事の要である報告・連絡・相談も円滑に行われ、業務中に発生した情報を共有することで、より効率的に業務を行うことも。
またギスギスとした気まずい環境よりも、意思疎通がしやすい環境の方が精神衛生上健康的なのです。
コミュニケーション能力が低いとは?コミュ力の改善方法
ではここからはコミュニケーション能力改善のための第一歩として、コミュニケーション能力が低いとは、どんな状態のことを言うのか、特徴と改善方法を押さえていきましょう。
コミュニケショーン能力が低い人の特徴
- 空気が読めない
- 相手の話を聞かない
- 人の話を折ってしまう
- 自分の間違いを認められない
- 相手を尊重できない
- 無理に話を合わせようとする
- 自分のコミュ力の低さを自覚できていない
以上がコミュニケーション能力が低いと言われている方の特徴です。今までコミュニケーション能力が低い=話すのが苦手という漠然な認識しかもっていなかったのではないでしょうか?
実はコミュニケーション能力の低さは、様々な要因が絡まってできたものなのです。
空気が読めない
まずは空気が読めない事です。空気が読めないとは、場の雰囲気を感じ取って適切な判断ができない状態。
これに関しては得意・不得意があるため、改善するにも限度がありますが、場の空気を完璧に読めと言っているわけではありません。
例えば結婚式の時など、めでたい行事の時にあえて悲しい話をする人はいないですよね?最低限、場の話題の明暗を変えないようにすれば大丈夫。
完璧に空気を読む必要はありません。
相手の話を聞かない・人の話を折ってしまう
これはもう一目瞭然。自分がされて嫌なことは他人にもしないという、人間として初歩的な事です。
相手の話を聞かないのに、自分の話ばかりをしようとしていませんか?相手からすれば自分のした話は適当に流されて、相手の話ばかりを聞く状態です。凄く気分が悪いですよね。
これを繰り返すと、段々周囲から人がいなくなります。相手の話をしっかり聞き、理解し、自分の中で噛み砕いてから相槌を打つようにしましょう。
もちろん自分の意見があるからと言って人の話を折るのはNG!しっかり最後まで聞くのが重要です。
自分の間違いを認められない
これは案外発見しづらい部分です。他人から「〇〇が間違っているよ」と指摘されたとき、どういう対応をとっていますか?
自分の間違いを指摘されたときの対応は結構重要。印象が良いのは間違いを認めて、謝罪や感謝をすることです。たとえその指摘が間違っていたとしてもまずは謝罪や感謝の言葉を述べましょう。
反対意見がある場合はその後に言えば良いのです。ただし、「でも」や「けど」を多用するのは要注意。ただの言い訳にしか見えません。
相手を尊重できない
これは先ほどの「相手の話を聞かない・人の話を折る」という項目と関連がありますが、相手を見下すのは絶対NGです。
初対面の方とは、まずは平等の立場に。上司や先輩は敬う気持ちで。という意識をしっかり持ちましょう。相手を尊重するのは、へりくだるのとはわけが違います。
自分とは全く正反対の意見を持つ方でも、「この人の中ではこれが正解なんだ」としっかり尊重するのが重要なのです。
無理に話を合わせようとする
これはコミュニケーションが苦手な方は、日常的に意識していることではないでしょうか?
「空気を読むために、話を合わせよう」としているかもしれませんが、空気を読むのと話を合わせようとするのはイコールではありません。話を合わせてばかりでは、自分の意見がないのだと、自分の魅力が半減してしまいます。
話をするのが苦手という方は、せめて普通の日常会話では自分の意見や話をするようにしましょう。
自分のコミュ力の低さを自覚できない
この記事にたどり着いた方の中には、なんとなく周りと上手くいかないと感じている方もいるはず。もしかすると、コミュニケーション能力の低さが原因かもしれません。
その場合は、まず自分の行動を見直してみましょう。先述した6つの項目に自分が当てはまるかを振り返ってみてください。
当てはまっているという方はその部分を改善し、当てはまる部分がなかったという方は6つの項目を意識しながら生活してみてください。
まとめ
今回はコミュニケーション能力について、改善方法とコミュニケーションがもたらす仕事への影響力を解説しました。
今回紹介した対処方法の他にも、「転職する」という手がありますが、本当にそれで良いでしょうか?人間社会で生活するうえで、コミュニケーションが全くないという仕事はありません。
まずは今回ご紹介した改善点を見直し、周囲と積極的に関わることから始めてみましょう。最初のうちはスムーズにいかなくても、訓練しているうちに自然とコミュニケーションが取れるようになります。
何よりも大事なのは、自ら行動する積極性です。受け身になるのではなく、自分から行動するように心がけましょう!