昨今、インターネット上で誰でも「ブログ」や「ホームページ」を手軽に開設し、運営できるようになっております。
また、ブログやホームページに表示する「広告」を利用して収入を得ている人もいます。
うまく活用すれば、手軽に収入を得る事が出来ますが、いざ、やろうと思ってもどんな準備が必要なのか分からないかもしれません。
そこで今回は、ブログやホームページで広告収入を得る方法とその仕組みについて見ていきましょう。
是非最後までご覧ください。
目次
ブログやホームページでの広告収入の仕組み
では、まずブログやホームページで広告収入を得る事の出来る仕組みを見ていきましょう。
サイトを収益化していくために、Web広告の本質を理解しましょう。
個人のブログやホームページは企業にとっても重要なメディア
個人のブログやホームページはユーザーの役に立つのは勿論ですが、企業からも重要なメディアであると認識されています。これは非常に大事な要素です。
ブログの中には個人ブログ・アフィリエイトブログ・芸能人などの有名人ブログなど、いくつかに分けられますが、収益の発生する仕組みと言うのはどれも同じです。それはホームページにしても同じ事です。
全て企業が広告を出してサイトのオーナーが広告を掲載する流れです。
個人のサイトと言うと企業が大々的にアップしているサイトと比較すると影響力が小さいと思われがちですが、広告を出す企業から見ると非常に大事なメディアとなっています。
個人サイトの場合サイトオーナーの個人から個人に向けて商品であったりサービスの案内をする為、企業にとってターゲットのユーザーに対し直接訴求出来るメリットがあるからです。
また、企業が自社のサイトでは出来ない他社の商品との比較や、企業としては表立って言えないような使い方であっても個人ブログであれば触れる事が出来ます。
Web広告の種類と仕組み
アフィリエイト(成果報酬型・クリック課金型)
サイトのオーナーがアフィリエイトサービスプロバイダ(ASP)と言われる広告代理店を経由し広告主との契約を申請します。申請が認められれば広告主より許可された広告をサイトに掲載します。
そして、そのサイトを訪問した人がその広告を見て、広告をクリックしたり、広告主のサイトにて商品を購入したりした場合、売り上げの一部であったり、クリック数に応じた課金がサイトオーナーに還元されるシステムです。
成果報酬型の場合、サイトのオーナーに支払われる報酬は完全に売り上げ次第と言う事になります。分かりやすく言うと完全歩合制の営業と同じようなものです。
広告主が用意した広告をいかに効果的にプロモーションして売り上げを上げるかはそのサイトのオーナーの腕次第です。
例えば、食品の広告で報酬を得たい場合、「その商品を買いたい」と思わせるような記事を書く必要があります。
収入を保証するような物は何もありません。
一方クリック課金型の場合、ブログにバナーを掲載し、その広告がユーザーによってクリックされた時点で収益が発生するアフィリエイト広告になります。
クリック課金型の場合、ユーザーが商品購入までいかなくても、クリックをした時点で紹介料が受け取れるので、初心者でも比較的収益を発生させやすいとされています。
アフィリエイトを行っている人の多くがクリック課金型広告を利用しており、手始めにこの広告から始めると広告収入についていろいろ学ぶ事が出来ます。
1pv(アクセス)あたりの報酬の相場は0.1~0.4円程度となっており、収益が発生しやすい分、報酬額は低めとなっています。
ひと昔前の主流でしたが、GoogleAdsenseの影響で、注目を浴びています。
この2つのタイプのアフィリエイトが広告収入を得るための主流となっています。
純広告
アフィリエイト広告が一定の成果に対して報酬が支払われるのに対して純広告は掲載した期間に対し報酬が発生する事が多いです。
期間保証型の広告で、ユーザーのアクセス数等に左右される事も無く、掲載したことに対し一定の報酬が約束されます。
広告収入の中でも収益が安定する傾向が強く、ASPで扱いがない案件の広告を掲載する事が出来るのが大きなメリットです。
純広告の場合ASPを挟むことなく広告主と直接契約を結ぶので、仲介料を引かれる事がない事もメリットです。
しかし、その反面純広告の広告主を自分で探さなければなりませんので、広告掲載までの手間であったり、期間がアフィリエイトと比較して非常に大きいです。
広告主から純広告の依頼が入る場合もありますが、そのためにはサイトの訪問者を数多く増やす必要があります。
記事広告
記事広告は記事そのもので商品、サービスの紹介を行うと言うタイプの広告です。企業からPR記事の依頼と言う形でオファーが来ますので、それを受けて記事の作成を行う物です。
1記事の文字数に対し報酬が決まる事が多く、クライアントと報酬についての交渉を行う事が出来るのが大きなメリットです。
企業側も普段の記事の傾向等を見て、記事の作成を依頼してきます。なので、ある程度のPV数があって、影響力のあるサイトでないとなかなか依頼は来ないでしょう。
広告掲載の流れ
次に広告を自サイトに掲載するまでの流れを具体的に見ていきましょう。
サイトを作成する
まずは当然ですがサイトが必要です。昨今の流れではブログを立ち上げるのが一般的です。
ブログには無料ブログとWordPress等を使用する有料ブログがありますが、広告掲載が目的である場合はWordPressがおすすめです。
無料ブログの場合は広告が掲載出来ながったり、ASPの審査が通らない場合があるので広告掲載には不向きです。
ブログ等の記事を書く
続いてはASPに登録する前にまずは記事を書きます。登録前に10~15記事は書いておくことをおすすめします。
何故登録前に記事を書くかと言うと「まずは記事を書く事を慣れる」「始めた時点ではアクセス数もないので収益化を焦る事はない」「ASPの審査を通過させる為」の3点です。
記事が無い状態でASPに登録しようとしても拒否されるASPが少なくありません。
ASPへ登録・審査を行う
記事を一定数書く事が出来たらASPへの登録・審査を行いましょう。
ASPによって登録審査があるASPと無いASPがありますが、登録審査があるASPでも一週間以内には結果の連絡があります。
サイトに広告を掲載する
ASP等に登録が完了したら、実際に広告を貼っていきましょう。広告の掲載方法には大きく分けて2種類あります。
紹介記事として広告を掲載する
一つ目の方法は商品を紹介する記事を書いてその記事内に広告を掲載する方法です。
広告の場所は「記事中」の自然な位置です。
例を挙げると、最初に商品を紹介する際にバナーを貼って商品を紹介したり、記事で商品の良いところを説明し、ユーザーの購買意欲を高まったところで一番最後にアフィリエイトリンクを用意する事もあります。
紹介記事を執筆する際のコツとしては読者の目線で記事を執筆する事でしょう。ユーザーは商品の説明を求めている訳では無く、自分の迷いや課題を解決したいと思っているので、ユーザーに納得や共感を得ることで成果が発生しやすくなります。
広告枠を用意し広告掲載
もうひとつの方法は広告枠を用意してそこに広告を掲載する方法です。広告を掲載する場所はヘッダー部分や、タイトルの上下、記事の上・中・下部、サイドバー、フッター等様々ありますがそこに広告枠を準備し、そこに広告リンクを貼ります。
Google Adsenseの場合は読者の興味に応じて広告が自動配信されるので広告リンクを張り付ければOKです。
おすすめのASP紹介
それではここからは広告主との仲介をしてくれるおすすめのASPをご紹介します。
ASPによって得意とする広告のジャンルが異なる為、それぞれのブログやサイトにあったASPを選ぶと良いでしょう。
また、複数のASPに登録しておけば幅広いジャンルの案件を扱う事が出来ます。
A8.net(エーハチネット)
ASPで最大手で初心者の方にもわかりやすいASPです。
ブログで広告収入を得ようと考えた方が一番最初に登録しておくべきASPと言えば「A8.net」です。案件の種類がとにかく豊富で、初心者の方はここに登録しておけば間違いないと言われるほどです。
登録時には特に審査は無く、広告主との契約時に簡単な審査があります。
アフィリエイト初心者の方は、まずA8.netに登録してどのような案件があるのか確認し、その利用方法やASPそのものに慣れていくといいでしょう。
但し、A8.netは会員数がかなり多いため、ASP担当についてもらう事が困難な事も事実です。ASP担当についてもらう事が出来れば、単価交渉などもやりやすくなります。
アクセストレード
格安SIMや格安スマホ等の「通信系」の記事を執筆するならば、「アクセストレード」がおすすめです。通信系のジャンルに非常に強く「アクセストレード」だけで全てまかなえるほど案件が豊富です。
また、運営開始が2001年と古く金融系や美容、健康食品などのジャンルの案件も多く、やはり老舗と言う安定感があります。
但し、審査は厳しい事で有名です。
バリューコマース
ASPとして日本で初めて事業を開始した企業で通信や保険・金融等メジャーなジャンルが多く取り揃っているのが「バリューコマース」です。
更にバリューコマースの強みとして「EC系・大手企業の案件・物販案件」のジャンルの扱いもあります。
有名案件及び独占案件も数多く「Amazon」「楽天」「Yahoo!ショッピング」と言ったアフィリエイトも用意されています。
また、Docomoやau等の大手キャリアにも強い為、ガジェット系の記事を書き進めていきたい方には特におすすめのASPです。
広告掲載が許可されるまでの期間が長いので、気長に待つ事が大切です。
まとめ
今回は、ブログやホームページで広告収入を得る方法とその仕組みについて見てみました。
ブログやホームページの利用が日常になってきた現代では広告収入もまたメジャーで有効な手法となってきました。
これから始めてみようと言う方は、どのようなジャンルの記事を執筆し、どのような広告を載せていくのかと言う方針を決めると良いでしょう。