未経験から独学でプログラミング言語を勉強する方法と挫折しない3つのコツ

・独学でプログラミング言語を勉強する方法を知りたい。
・どんなサービスを使って勉強することができる?
・挫折せずに独学を継続するコツを教えてほしい!

プログラミングの需要が高まり、独学で学ぶ人が増えていますが、実際は挫折する人の方がほとんどです。

そこでこの記事では、独学でプログラミング言語を勉強する方法を5つの手順で解説し、挫折しないためのコツも合わせて解説します!

この記事を読めば、独学でプログラミング言語を勉強する具体的な手順がわかり、効率的に学習を進めていけるようになるでしょう。

プログラミング言語を独学で勉強してみたいけど、やり方がわからない、挫折しないコツを教えてほしい人は、ぜひ最後までご覧ください。

プログラミングとは?

プログラミング言語の学習を始める前に、まずプログラミングについてよく知らない人は、プログラミングとは何か理解しておく必要があります。

なのでここでは、「プログラミングとは」について解説していきます。

そもそもプログラミングとは何か知る

「そもそもプログラミングって何?」そう感じた人もいるでしょう。

プログラミングとは、コンピューターに実行してほしい処理の命令を出すことです。

例えば、Webサイトにはあらゆる「ボタン」があり、そのボタンをクリックすることで、「別のページに移動する」や「メールが送信される」などのような処理が実行されます。

これらの処理を実行させるために、コンピューターに命令を出すことを「プログラミング」と言います。

そして、コンピューターに対して命令を出す際に使われる言語プログラミング言語と言います。

このプログラミング言語を学ぶことで、様々なコンピューターシステムを作ることができるのです。

MEMO
プログラミング言語は、世界に200種類以上あると言われています。
しかし、実際に使われているのはそのうちの10%ほどと言われており、全ての言語を覚える必要はありません。
作るモノによって必要な言語を選び、学んでいきます。

プログラミングでできること

プログラミングは、コンピューターに対して命令を出すことだと解説しました。

では、具体的にプログラミングでどのようなことができるのでしょうか?

実は、プログラミングでできることはたくさんあります。

  • Webサイトやサービス開発
  • アプリケーション開発
  • 業務システム開発
  • ゲーム開発
  • 電化製品や機械の組み込み
  • AIの開発

プログラミングでできることは、主に上記のようなものです。

私たちの身近にある、Web上のサイトやサービス、アプリなどはもちろん、ゲームや電化製品、人工知能などもプログラミングで作ることができます。

IT化が進む現代では、このプログラミングによって開発を行うことが増えており、需要がとても高まっています。

その中でも近年では、IoTと呼ばれる「モノとインターネットを繋ぐ仕組み」が発展しており、ますます需要が高まっていくと言われています。

MEMO
Iotとは、「Internet of Things」の略で、実際にある「モノ」がインターネットと接続し、情報を交換する仕組みのことを言います。
身近なもので言うと、外出先から家のドアやエアコンを操作できたり、リアルタイムでバスの運行状況を確認できたりすることです。

独学でプログラミング言語を勉強する5つの手順

ここまでで、プログラミングについて理解することができました。

では、実際にプログラミング言語を独学で勉強する手順を解説していきます。

独学でプログラミング言語を勉強する手順は、以下の5つです。

  1. 作りたいものや目標を決める
  2. 学ぶべきプログラミング言語を選ぶ
  3. プログラミングを学ぶ環境を整える
  4. プログラミング言語の基礎を学習する
  5. 実践的な学習をする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

手順①:作りたいものや目標を決める

まず、手順の1つ目は作りたいものや目標を決めることです。

プログラミングは、作るものによって扱う言語が異なります。

そのため、作るものに適したプログラミング言語を学ぶ必要があるのです。

具体的な目標
  • Webサイトを作りたい
  • アプリケーションを開発したい
  • AIについて詳しく知りたい
  • ゲームを作ってみたい

目標は人それぞれですが、主に上記のようなことが挙げられます。

他にも、どういった仕事をしたいのか、どういった生活スタイルを送りたいのか明確にすることも大切です。

例えば、企業に就職して働きたい、フリーランスとして個人で仕事をしていきたいなどです。

仕事のスタイルによって、どの職種に就くべきか異なるので、学ぶべきプログラミング言語も異なってくるでしょう。

注意
作りたいものや目標を決めずに独学を始めてしまうと、何を学習すればいいのかわからなくなり、挫折してしまう原因となります。
なので、独学を始める前はしっかりと目標や目的を明確にしておくことをおすすめします。

手順②:学ぶべきプログラミング言語を選ぶ

手順の2つ目は、学ぶべきプログラミング言語を選ぶことです。

作りたいものや目標を決めれば、学ぶべきプログラミング言語が見えてきます。

例えば、以下の通り。

それぞれの開発によって、使用されている言語が違うことがわかりますね。

このように、自分の作りたいものを決めてから言語を選ぶことで、スムーズに学習が始められます。

また、言語によっては、様々な開発に使用することができるものもあります。

MEMO
言語によっては、初心者にとって難易度の高いものもあります。
初心者が始めやすい言語は、Webサイト制作に使われるHTMLやCSS、JavaScript、PHPなどがおすすめです。

手順③:プログラミングを学ぶ環境を整える

そして、手順の3つ目はプログラミングを学ぶ環境を整えることです。

まずパソコンとインターネット環境は必須なので、用意しておきましょう。

そして、プログラミング言語を学習するには、ブラウザエディタが必要です。

ブラウザとは
ブラウザとは、ウェブページの情報を画面上に表示する閲覧ソフトです。
身近なもので言うと、Google ChromeSafariInternet Explorerなどになります。

エディタとは
エディタとは、コンピューター上でオブジェクトを編集するソフトです。
プログラムを書く際は、このエディタと呼ばれるソフトを使って開発を行っていきます。

プログラミング学習を行う際は、プログラムをエディタに書いて、そのコードをブラウザに表示します。

これらを用意しなければ、プログラミングの学習を始められないので、インストールしておきましょう。

ブラウザは、Google Chromeをインストールしておけば、問題ありません。

そしてエディタは、様々な種類がありますが、よく使われるエディタは以下の通りです。

  • Atom
  • Visual Studio Code
  • Sublime Text

上記3つのうちのどれかをインストールしておけば問題ないでしょう。

エディタについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

プログラミングにおすすめの人気無料エディタ7選【初心者向け】

手順④:プログラミング言語の基礎を学習する

手順の4つ目は、プログラミング言語の基礎を学習することです。

自分の学ぶべき言語を決めて、学習環境も整えば、基礎学習を始めていきましょう。

プログラミングは、基礎学習がとても大事です。

基礎をしっかり身につけていなければ、実践的なプログラムを書くことができないし、実際の業務をこなすこともできません。

基礎がしっかりしているからこそ、応用力を身につけられるのです。

※基礎学習に使えるサービスは、後ほど解説します。

注意
基礎が大切だからと言って、基礎ばかりを学習していることも良くありません。
レベルの高いものにどんどん挑戦していかなければ、いつまでも成長せず、初心者のままになります。
なので、基礎を理解できれば、応用的な学習も行っていきましょう。

手順⑤:実践的な学習をする

そして、手順の5つ目は実践的な学習をすることです。

プログラミングは実践的な学習をすることで、よりスキルが身に付いていきます。

実践的な学習をする具体的な方法は、実際にモノを作ってみることです。

例えば、簡単なWebサイトを作ってみたり、簡単なアプリを作ってみたりしましょう。

モノを作るときに大切なのは、どのようにしてプログラムを書けば思い通りに動くのかを考えることです。

特に動きのあるサイトやアプリでは、思い通りの動きを実装するために、どういったプログラムを書けばいいのか考える必要があります。

初めは小さなモノでもいいので、実際に何か作ってみるといいでしょう。

プログラミング言語を勉強する際に役立つサービス

ここまでで、プログラミング言語を独学で勉強する手順がわかりました。

なのでここでは、プログラミング未経験の人が基礎を学習するのに役立つサービスを4つほど紹介します。

Progate

Progateは、無料で使えるオンラインのプログラミング学習サービスです。

Progateの特徴
  • オンラインでプログラミングを簡単に学ぶことができる
  • ゲーム感覚で勉強を進めていけるので、楽しくプログラミングが学べる
  • 各言語に初級・中級・上級とレベルが分けれらている
  • 無料版は初級のみ、有料版は中級と上級まで学習できる

Progateは、ユーザー数100万人を超える人気のプログラミング学習サービスで、誰でもプログラミングを学ぶことができます。

ゲーム感覚でプログラミングを学んでいけるので、全く知識がない人でも楽しく学習を進められます。

また、Progateには無料版と有料版があり、無料版だと初級コースのみ学習することができますが、有料版だと中級から上級コースまで学ぶことができます。

基礎だけでなく実践レベルまで全76レッスン学べるため、初心者の人にはおすすめのサービスです。

対応言語 ・HTML/CSS
・JavaScript
・jQuery
・Ruby
・Ruby on Rails
・PHP
・Java
・Python
・Swift
・Command
・Line
・Git
・SQL
・Sassなど
価格 無料
有料:980円/月
おすすめの人 環境構築せずにすぐ始めたい人や0からプログラミングを学習したい人

 

ドットインストール

ドットインストールは、3分程の動画で学べるプログラミング学習サービスです。

ドットインストールの特徴
  • 3分の動画で学べる
  • 学べる言語が豊富にあり、およそ6,000本を超える動画がある
  • 無料から使うことができる
  • 有料版では見れる動画が増える+動画の文字起こしやソースコードの閲覧比較などもできる

ドットインストールは、国内で人気の高いプログラミング学習サービスで、短い動画形式に学ぶことができるのが特徴です。

大抵の動画は3分前後のため、細かい項目に分けて学習を進めることができます。

そして、ドットインストールで学ぶことができる言語は豊富で、全427レッスン(6,346本の動画)を提供されています。

また、無料で使うこともできますが、有料プランに申し込むと、見れる動画が増えるだけでなく、動画の解説を文字に起こしたり、ソースコードの閲覧をすることもできるようになります。

対応言語 ・HTML/CSS
・JavaScript
・jQuery
・Ruby
・Ruby on Rails
・PHP
・Java
・Python
・Swift
・Git
・SQL
・Go
・Kotlin
・Node.js
・Vue.js
・AngularJSなど
価格 無料
有料:1080円/月
おすすめの人 動画で学びたい人や幅広い言語を学びたい人

 

Udemy

Udemyは、様々な講師が公開しているオンライン動画を購入してプログラミングを学習できるサービスです。

Udemyの特徴
  • 様々な分野の専門家が講師となって動画を公開している
  • 講師が公開している動画を購入することで学習できる
  • ほぼ全ての言語に対応している
  • コスパがとてもいい

Udemyは様々な分野の専門家が講師となって動画を公開し、それを購入することで学習できるサービスです。

プログラミングだけでなく、他にも色々な知識を学ぶことができます。

対応している言語も基本的にほぼ全てで、マニアックな言語まで学ぶことが可能です。

また、基礎の動画であれば無料で閲覧できるものもあり、有料の動画でも1,500円程度から購入できるものもあります。

 

対応言語 ほぼ全ての言語に対応
価格 無料
有料:1,500円〜20,000円ほど
おすすめの人 動画で学びたい人や専門家から実践的なスキルを学びたい人

 

paizaラーニング

paizaラーニングは、3分の動画でプログラミングを学べるサービスです。

paizaラーニングの特徴
  • 環境構築が不要だからすぐに学習を始められる
  • 3分の動画でプログラミングを学ぶことができる
  • 動画でレッスンを見た後に練習問題を解くことで応用力が身に付く
  • わからないことはエンジニアに質問することができる

paizaラーニングは、環境構築が不要でプログラミングを学習することができます。

動画は3分程度なので、細かく分けて学習することが可能です。

また、動画でレッスンを見た後に練習問題を解くことができ、さらに理解を深めることができるでしょう。

対応言語 ・Java
・Git
・Ruby
・HTML/CSS
・PHP
・C
・C#
・JavaScript
・Python など
価格 無料
有料:1,078円/月〜
おすすめの人 動画で勉強したい人や環境構築せずに学習を始めたい人、また転職や就職に繋げたい人

 

プログラミング言語を挫折せずに継続して学習する3つのコツ

独学でプログラミング言語を学習する方法がわかりましたが、それを継続できなければ意味がありません。

実は、プログラミング学習は約9割の人が挫折しています。

そして、そのうちの約6割が独学でプログラミングを学習した人です。

では、そこまで挫折率の高いプログラミング学習を、どのように継続していくのか。

ここでは、プログラミング言語を挫折せずに継続して学ぶコツを3つほど解説します。

コツ①:目的や目標はしっかり設定する

まず、コツの1つ目はプログラミングを学ぶ目的や目標をしっかり設定しておくことです。

目的や目標を設定していなければ、何を学んでいいかわからなくなり、学習を続けられなくなります。

しかし、目的や目標を設定することで、自分が学ぶべきことが明確になり、学習が続けやすくなります。

目標に向かって1つずつステップをクリアしていくことで、成長の実感が感じられ、学習もどんどん楽しくなっていきます。

例え、その目標が小さいものでも、できるようになったときは達成感を味わうことができます。

そうすることで挫折率は低くなり、プログラミングの学習を続けられるようになるので、目的や目標を決めることは大切です。

コツ②:実際にモノを作ってみる

コツの2つ目は、実際にモノを作ってみることです。

教材や動画でひたすらプログラミング言語について学んでも、何をやっているのか実感が感じられません。

しかし、モノを実際に作ることで、どのようにプログラムを書くとコンピューターが動くのか、知ることができます。

自分でモノを作って初めてシステムの仕組みを理解することができ、スキルが身に付くのです。

モノを作れば学習は楽しくなるし、理解が深まりやすいので、挫折率も低くなるでしょう。

コツ③:勉強を習慣化する

コツの3つ目は、勉強を習慣化することです。

プログラミングを学習していても、中には勉強がなかなか続かない、モチベーションが保てないという人も多いででしょう。

そんな人は、プログラミング学習を少しずつ習慣化していく癖をつけるのがおすすめです。

例えば、以下の通り。

  • 毎日決まったタイミングに勉強する(朝起きた時・就寝前・通勤時など)
  • まずは5分からでもやってみる
  • 学習記録をつける

勉強を習慣化するには、日常行為とセットにしていくことが重要です。

なので、毎日決まった時間に勉強を行うと習慣化しやすくなります。

朝いつもより30分程度早く起きて勉強するとか、就寝前に数分だけ勉強してから寝るとか、日常の一部として勉強を取り入れてみましょう。

そして、初めから1日何時間もする必要はありません。

いきなりハードルを上げすぎても、限界を超えてしまい、結果的に継続できなくなります。

勉強は継続が大事なので、まずは5分や10分など少ない時間でもいいので、継続していきましょう。

また、学習の記録を毎日つけることもおすすめです。

記録をつける習慣ができれば、勉強の習慣もついてきます。

記録をつけることで、自分の成長も確認することができるので、習慣化するために取り入れてみるといいでしょう。

独学に限界を感じたらプログラミングスクールに通おう

独学でプログラミング言語を学習する手順や挫折しないコツについて解説してきましたが、それでも挫折してしまう人がいるでしょう。

そんな人は、プログラミングスクールに通うこともおすすめです。

プログラミングスクールの特徴
  • オンラインでプログラミングを学ぶことができるスクールが多い
  • 現役エンジニアからプログラミングを学ぶことができる
  • わからないところは質問できるので、一人で問題を抱え込む必要がない

プログラミングスクールは、オンラインで受けられるスクールがほとんどなので、どこでも受講することができます。

そして、講師は現役エンジニアもしくはエンジニア経験のある人たちが多いので、基礎だけでなく実践的なプログラミングも学ぶことができます。

もちろん、わからないことがあれば質問もできるので、一人で問題を抱え込む必要もありません。

独学では周りに質問できる環境がないため、エラーにつまずいたら一人で解決する必要があります。

しかし、エンジニアの人に問題の解決をサポートして貰えば、一人で悩んでいる時間を省くことができ、学習も効率良く進められるようになります。

こうした理由から、独学に限界を感じてしまった人には、プログラミングスクールに通うことがおすすめです。

プログラミングスクールについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

【大学生・社会人・30代】おすすめのプログラミングスクール15選

まとめ

今回は、独学でプログラミング言語を勉強する手順や挫折しないコツについて解説しました。

プログラミング言語は独学で勉強することができますが、挫折率が非常に高いです。

独学でその挫折を防ぐためには、まずプログラミングを学ぶ目的や目標を明確にしておくことが大切です。

目的や目標を決めることで、自分が学ぶべき言語が明確になり、効率良く学習を進めることができるようになります。

ただ、どうしても独学に限界を感じてしまった人は、プログラミングスクールに通うのもおすすめです。

この記事がプログラミング言語を独学で学びたい人の役に立てば幸いです。

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