「30代でアルバイトをしているけれど、今後のことを考えて正社員になるべきなのか迷っている。」
「30代フリーターから正社員を目指すために何をしたらよいのか分からない。」
このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
30歳を境に正社員採用が厳しくなるともいわれていますが、正社員として働くための準備と行動することで30代からでも正社員になることは可能です。
また、30代フリーターと正社員の違いについても解説しているので、今後のキャリアについて悩んでいる方や、フリーターから正社員になりたいと考えている方が見てくれると幸いです。
目次
【30代】フリーターと正社員の違い
30代フリーターと正社員の違いを3つ解説します。正社員を目指している方は参考にしてみるとよいでしょう。
社会的信用
正社員は労働基準法により解雇されづらく、毎月決まった額の収入を得られることが決まっているため、クレジットカードやローンなどの支払い能力が問われる審査に通りやすいという特徴があります。
フリーターは正社員と比べると解雇されやすく、収入が安定していないと判断されることが多いです。また、アルバイトだと時給制のところがほとんどということもあり、クレジットカードや銀行のローンに通りづらい傾向にあります。
また、30代のフリーターで結婚を考えたとき、社会的信用が低いということもあり、パートナーや相手方両親に理解してもらうことが困難になる可能性もあります。今後結婚したいと考えている方は、正社員へのキャリアチェンジを前向きに考えた方がよいといえるでしょう。
以上のことから、正社員とフリーターを比べたとき、結婚やクレジットカードの審査といった社会的信用が必要な事柄は、正社員の方が有利といえるでしょう。
収入
フリーターと正社員には生涯年収に大きな違いがあります。フリーターの生涯年収が9千万円なのに対して、正社員の生涯年収は2~3億円になります。
正社員の中でも業種によって違いはありますが、基本給が20万円以上ある会社が多く、中には年に2回ボーナスをもらえる企業もあるでしょう。
また、正社員だと会社を退職した場合も、転職活動している間は失業保険を受け取れるのでフリーターと比べると金銭面的に余裕が生まれやすいという特徴があります。
家族や友人関係
年齢を重ねるにつれて定職に就く人や、結婚して家庭を持つ人が周りに増えてきます。30代でフリーターをしていると、正社員として定職についていたり結婚した友人と比べて劣等感を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
また、親世代だと正社員として働くことが安定だと考えている方も多いことから、30代でフリーターということがきっかけで、家族関係がうまくいかないこともあります。
【30代】フリーターから正社員になるチャンスを広げる行動
30代フリーターから正社員になるためには、なにかしらの行動を起こす必要があります。正社員になるチャンスを広げるにはどのように行動すればよいのか解説します。
スキルを身につける
フリーターが正社員として働くためのアピールポイントとして有効なのが、自分が持っているスキルになります。
たとえば、派遣の事務員として働いており、エクセルやパワーポイントの作業スキルを持っている方であれば、経理や事務員として正社員採用に望むことができます。
今スキルを持っていない方におすすめなのが、プログラミングやWebデザインです。理由は、プログラミングスクールが近年増えていることと、IT企業が人材不足という点から、未経験でもスクールでプログラミングを身につけることで正社員として働ける可能性があるためです。
中には転職保証付きのプログラミングスクールもあるので、現在スキルを持っていない方やIT企業に関心がある方におすすめです。
【100%転職できる！？】プログラミングスクールの転職保証の実態を解説！
資格を取得する
自分が関心のある業界に役立つ資格を取得することで、エントリーシートに記載したり面接時のアピールとしても活用できます。
たとえば、営業職として正社員になりたい場合は、コミュニケーションやプレゼンテーションに関する資格を取得することで、営業として頑張りたいという誠意を示すことができるでしょう。
資格を取得する方法は、ユーキャンのようにオンラインで講座に申請できるサービスや、宅建や簿記などを無料で学べて就職支援までしてくれる職業訓練校がおすすめです。
正社員として採用されやすい業種に応募する
慢性的な人手不足の業界は、他の業種と比べて正社員として採用されやすいという特徴があります。
たとえば介護業界は、日本が超高齢化社会であり重労働というイメージから、長年人手不足が続いている業界です。大変な仕事であることは間違いありませんが、福利厚生がしっかりしており週休二日制のところがほとんどです。
他にも、営業職や工場での仕事は人手が足りていないところもあり、特別な資格が必要ないので正社員として就職したい方におすすめの業界です。
30代フリーターから正社員になるために活用すべきサービス及び施設
30代フリーターから正社員になるためにおすすめなのが、転職をサポートしてくれるサービスや施設を利用することです。
一人で転職活動すると、エントリーシートの改善点や面接対策が難しいですが、第三者のサポートを得ることで効率よく正社員を目指せます。本項目では、正社員採用をサポートしてくれるサービスや施設を3つ紹介・解説します。
ハローワークを活用する
ハローワークとは、職業安定を目的とした職業紹介所のことで、正社員を目指す方の相談に乗ったりスキルを身につけたい方に職業訓練を実施する施設です。
正社員として働きたい方は、ハローワークの「個別支援プログラム」を利用することで、その人の経験から強みや適性のある職業を模索してくれたり、履歴書や職務経歴書の書き方から模擬面接を通して面接対策までサポートしてくれます。
「30代フリーターから正社員になりたいけど、何から手をつければよいのか分からない」
と悩んでいる方は、ハローワークの個別支援プログラムを受けてみるとよいでしょう。
プログラミングスクールでスキルを身につける
プログラミングスクールの中にはオンラインで完結するスクールもあるので、場所を問わずにプログラミングを身につけることができます。
スキルがあれば就職にはかなり有利になります。プログラミングやIT業界に関心がある方は、プログラミングスクールを検討してみてはいかがでしょうか。
転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用すると、自己分析して自分に合った業界を一緒に模索してくれたり、履歴書のチェックや面接対策など個別的にサポートしてくれます。
転職エージェントは転職のプロで、いろいろな方の転職サポートをしてきていることから、30代フリーターが正社員として入社するためにやるべきことや、入社しやすい業界についても詳しいといえます。
転職エージェントを使うことで、自分一人で転職活動すると上手くいかない点を補ってくれるので、効率よく転職活動できるでしょう。
まとめ
いかがでしたか？
本記事では、30代のフリーターが正社員を目指すための行動とその方法について解説しました。
転職のハードルが上がる30代でフリーターの状態から正社員を目指すためには、転職のプロであるエージェントやハローワークなどの外部サポートを受けることをおすすめします。
本記事が正社員として働くための第一歩になれば幸いです。
