プログラミング学習を独学で始めようとした場合、まず悩むのが言語選びでしょう。そこで、今回はプログラミング独学におすすめの言語について紹介していきます。また、独学で勉強する方法や途中で挫折しない方法について解説します。
これからプログラミングを学びたいと考えている人や独学で挫折した経験のある人は、ぜひご覧ください。
目次
プログラミング独学におすすめの言語
プログラミング独学を始めるにあたり、言語選びはとても重要です。言語を選ぶ際には、次のポイントをしっかりと抑えるようにしましょう。
- 目的に合った言語を選ぶ
- 需要の多い言語を選ぶ
- 簡単な言語を選ぶ
それでは、各ポイントについて詳しくみていきましょう。
目的に合った言語を選ぶ
プログラミング独学を始める際には、プログラミングを学ぶ目的を明確にしましょう。目的を明確にしないと、プログラミング言語によって得意分野が違うため、正しい言語選びができなくなってしまいます。
まずは、プログラミング独学で学んだスキルを生かして、自分が何をしたいのかを考えてみましょう。
需要の多い言語を選ぶ
プログラミング言語は、言語によって需要性が大きく異なります。そのため、学ぶ言語は需要の多い言語を選んだ方が、仕事の範囲が広がるでしょう。
例えば、SwiftはApple社のプラットフォームに特化した開発言語ですし、C#はMicrosoft社のプラットフォームに特化した開発言語です。特化しているからこそ、需要自体は少ないと言っていいでしょう。
独学で学ぶのであれば、需要が多く、汎用性の高い言語を選ぶのがおすすめです。
簡単な言語を選ぶ
プログラミング言語によって、習得できるまでの時間や難易度は大きく異なります。独学で学ぶのであれば、まずは簡単に習得できる言語を選ぶと良いでしょう。
基本的には新しい言語ほど簡単で、習得までの時間が短い傾向があります。逆にC言語などといった歴史のある言語は、初心者には習得が難しいかもしれません。
なお、言語の需要が少ないと、不明点をネットで検索しても応えが見つからない可能性があります。一方で、ある程度普及している言語であれば、不明点をネットで検索すれば多くのサンプルコードが見つかるため、トラブルを迅速に解決できるでしょう。
また、プログラマーは複数の言語を扱う場合が多くあります。まずは簡単な言語を学ぶことから始めれば、新しく別の言語が必要な際には、応用的に学べばいいだけなので、比較的簡単に習得することができます。
【初心者必見】はじめてのプログラミング言語はこれを選ぼう!プログラミング独学で言語を学ぶ方法
プログラミング言語を独学で学ぶのであれば、次の方法がおすすめです。
- 学習サイト・アプリを利用する
- 本を購入する
- ツールを利用する
それでは、それぞれについて詳しくみていきましょう。
学習サイト・アプリを利用する
プログラミング独学を始めるのであれば、プログラミング学習用のサイトやアプリを利用するのが良いでしょう。
低料金でプログラミングの基礎を学べるサイトもあれば、IT転職やフリーランスエンジニアで働くために必要なレベルのプログラミングスキルを学べるサービスもあります。
アプリに対応した学習サイトであれば、通勤通学の隙間時間などを利用してプログラミングスキルを身につけることができます。
本を購入する
プログラミング独学の王道ともいえる方法が、本を購入することです。勉強したいプログラミング言語の本を購入し、本の内容に従って勉強を進めていきます。環境構築の方法から基本的なプログラミング方法まで、網羅的に学ぶことができます。
また、プログラマーを目指すのであれば、1冊くらいは参考書となる本を持っておきましょう。注意したいのは、入門書となる本ではなく、関数の使い方などがまとめられた参考書となる本という点です。
不明な関数があれば、使い方はネットで検索するから要らないと考える人も多いと思います。しかし、ネットの検索結果は日々変わります。サイトによって書き方のルールや情報の新しさが異なるため、自分のソースコードの基本となる参考書を1冊もっておくのがおすすめです。
ツールを利用する
プログラミングを始めるのであれば、学習サイトや本を参考に開発環境を構築する必要があります。プログラミング初心者の中には、こういった作業に挫折する人が多くいます。
しかし、ネット上に公開されている開発ツールを利用すれば、簡単に開発環境を構築することができます。
Webサイトの構築に関しても、1からWebサーバーを構築しなくても、レンタルサーバーとWordPressを利用すれば、簡単にWebサイトを構築することができます。
もちろん、基本となる知識はある程度知っておいた方がいいですが、効率化できる作業はツールを利用するのがおすすめです。
プログラミング独学で挫折しない方法
プログラミング学習を独学で行っていると次のような理由で挫折する人が多くいます。
- どの言語を学べばいいかわからない
- スキルが身についたのか不明
- 環境構築ができない
- バグがなくならない
そこで、プログラミング独学で挫折しない方法を紹介していきましょう。
学習する目的を具体的にする
プログラミングを学習するにあたり、どの言語を学べばいいのかわからなかったり、独学の結果、スキルが身についたのかよくわからないといった人は多いでしょう。
そういった人は、プログラミング学習の目的を具体的なものにしましょう。例えば、「Webサイト制作に必要な知識を身につける」ことが目的の人は、「Webサイトを構築する」ことを目的としましょう。
まず、プログラミング言語を学ぶ工程は、予習や復習のような位置づけにします。そして、実際にWebサイトを制作する上で不明点があれば、その都度調べて順次対応していきます。Webサイトの構築が完了した頃には、本当に必要な知識の判別もできるようになるでしょう。また、さらに詳しく学ぶべき知識に気づくこともできます。
プログラミングを習得するならアウトプットが必須!【初心者こそ参考に】ツールを使えることもスキルだと考える
プログラミング独学において、環境構築ができないことが原因で挫折する人は多くいます。これは、環境構築をする工程で利用するLinux OSなどの環境が日本語対応していなかったり、知らない専門用語が頻出することが原因で挫折してしまうためでしょう。
しかし、現在では環境構築を簡単にしてくれるツールや手順を紹介したサイトが数多くあります。プログラマーだからと全てを理解する必要はありません。ツールやネットの情報を上手く扱うことで、煩雑な作業を避けるようにしましょう。
そして、ツールを利用して煩雑な作業を効率化することや、ネットを検索して必要な情報に行きつくリテラシー能力も自身のスキルの1つだと考えるようしましょう。
バグが発生するのは当たり前
プログラミング学習を進めていくと、初歩的なミスが原因でバグが発生したり、何度も同じミスをしてしまったりで、プログラマーとしての自信を失うかもしれません。
しかし、プログラミングにおいてバグが発生するのは当たり前です。例えベテランプログラマーであっても、バグが全く発生しないプログラムには、不安を感じるでしょう。
人が作っているものなので、バグが発生するのは仕方がないと考え方を変えましょう。それよりもテストをしっかりと行い、バグが残らないように注力する方が大切です。バグがなくならないからといって、自分に才能がないと挫折する必要はありません。
まとめ
プログラミング学習を独学で始める場合、言語選びは慎重に行いましょう。言語によって、得意分野や難易度、需要が違います。
プログラミングを独学で学ぶのは難しいイメージがありますが、最近では多くのサービスやツールが展開されているため、以前に比べると敷居は低くなったといえるでしょう。
それでも挫折するようであれば、プログラミングスクールなどのサービスも展開されています。自分に合った学習方法を選択したプログラミングスキルを身につけましょう。
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