投資は副業にならないのか?会社にバレずに資産を増やす方法  

投資を始めようとしている皆さん、会社で副業をしていると見られるのか、気になっていませんか?

給料がなかなか増えない、将来の年金額など心配が尽きない中、投資で少しでも資産を増やしておきたいと思いますよね。

このページでは、

  • 投資をすると副業していることになってしまうのか
  • 投資の副業が会社にバレないために必要なこと
  • 会社員の副業にお勧めの投資先

などを詳しく書いていきます。

投資をしたいけど会社に副業していると思われたくない、けれど将来の為に資産を増やしたい人の参考になれば嬉しいです。

投資は副業にならないのか?会社にバレても大丈夫?

本業とは別に副業をする人が増えていますが、その一つに投資と言う選択があります。副業と聞くと普通はどこかで働くことを想定しますので、投資は副業にはならないのか?気になるところですよね。

実は法律上は会社員の副業は禁止されていません。ですから、本業とは別に仕事を持っても問題ないのですが、それでも会社個々に設定されている就業規則では禁止されているところがほとんどです。

厚生労働省も副業については推奨する方向へ動いていますが、今でも7割の企業は副業を禁止しています。

ただ、投資については「労働」ではなく「資産運用」に該当するため、禁止していない、または副業には当たらないとしている会社もあります。

残念ながらこれは、あなたが所属する企業の就業規則によって変わり、中には投資も禁止している企業もあります。

投資を始める前に、まずは自分の会社の規則をしっかり確認しておきましょう。また、内緒で行う場合、絶対バレないと言う方法はないのですが、バレにくい方法はあります。

会社に投資がバレたらどうなる?

就業規則で投資が禁止されている場合、バレた時は口頭や書面での注意、場合によっては降格、減給などのペナルティが課せられる場合があります。

一番重いペナルティは「懲戒解雇」ですが、投資でここまでいく可能性は低いと言えます。会社が懲戒解雇にする場合、あなたの投資によってどれくらいの損害があったのかを示す必要が出てきます。それを証明するのはかなり大変なので、懲戒解雇にはなりにくいのです。

とは言っても、投資がバレれば肩身の狭い思いや職場にいづらくなる可能性は否定できません。バレないための対策は怠らないようにしましょう。

投資の副業が会社にバレないようにするには

投資を会社に知られないようにするには、確定申告の仕方や税金の納め方など注意が必要です。以下のポイントをぜひ抑えておきましょう。

  • 口座開設時に源泉徴収ありの特定口座を作る
  • 住民税を普通徴収にする
  • NISA口座を使う
  • 会社で投資については話さない

 

口座開設時に源泉徴収ありの特定口座を作る

証券会社の口座には、一般口座と特定口座があり、特定口座には更に源泉徴収無しと源泉徴収ありの2種類があります。

特定口座とは、上場株式の譲渡益などの納税申告を簡単に管理できるようにした口座のことです。すべての投資に当てはまるものではなく、以下のような金融商品で投資する場合に使います。

参照:マネーフォワードクラウド確定申告

上記のような金融商品を投資先として選ぶ場合は、必ず「源泉徴収ありの特定口座」を開設します。源泉徴収ありの特定口座で取引すれば、納税の計算も確定申告も証券会社が代行してくれるため、自分で行う必要がなくなります。

さらに「特定口座(源泉徴収あり)」では、確定申告も納税も証券会社が代行してくれるので、自分で行う必要がありません。

投資の利益が会社にバレるのは住民税の通知に「給料以外の収入」が記載されてしまうことなので、特定口座を通じて納税をしてもらえば、住民税からバレる可能性は低くなります。

住民税を普通徴収にする

特定口座のところでも説明しましたが、住民税の通知から投資の利益が会社にバレる可能性が高くなります。

住民税が決定すると、勤めている会社へ通知が送られます。下記の図のように「主たる給与以外の合算所得区分」の所に数値が記載されていると、本業の給与以外に収入があるとすぐにわかります。

この住民税の通知書は、近年中身は本人しか確認できないよう圧着されたはがきなどで作成する自治体も増えています。けれどすべての自治体ではないので、数値が見える状態で会社へ届くと、経理の人などが見れば投資による収入があるとバレてしまうのです。

これを回避するには、投資で得た利益を確定申告する際に、「自分で納付(普通徴収)」にチェックを入れて提出します。

こうすることで、投資分の利益に対する住民税の通知は、自宅へ届き自分で納付できるようになります。

NISA口座を活用する

NISA口座とは、少額投資非課税制度を利用した口座のことで、毎年決まった投資額の枠の中なら、株の売却益や配当金に税金がかからない仕組みです。

投資をする際にNISA口座を使うと、非課税期間(最長20年間)の間は配当金や売買益に対する税金がかからないため、本来納めるべき所得税や住民税がないので、会社にバレる確率がぐっと下がります。

MEMO
NISAは2024年1月から非課税期間が無期限になります。

会社で投資については話さない

会社で投資をしていることをわざわざ話す人は少ないと思いますが、実際に口にしないだけで興味を持っている人は多いと思います。

少し利益が出てきたりすると、気心の知れた人になら話したくなることもあると思いますが、やめておいた方が無難です。

話しているところを他の誰かに聞かれるリスクもありますし、もし会社で禁止されているならペナルティの危険も出てきます。

投資を副業として行うメリットとデメリット

投資を副業で行うメリット

投資を副業で行うメリットをご紹介します。

  • 大きく資産を増やせる可能性がある
    少ない時間で資産運用できる
    将来的な収入源に繋がる

大きく資産を増やせる可能性がある

投資と聞くとどこか一攫千金のような印象を受ける人も多いですが、本来自分の資産を時間をかけてコツコツ増やしていくものが投資です。

いつ投資を始めるかにもよりますが、若いうちに投資を始める人はそれだけ時間をかけることができるので、資産を大きく増やすチャンスが広がります。

いずれ大きな資産が築ければ、その資産から得られる配当金で暮らしていくことも夢ではなくなるかもしれません。

特にアメリカなど日本より年金制度が期待できない国ではこの考え方が根強く、若いうちから収入の一部をコツコツ金融商品で増やしている人が多いです。

日本でも少子化の影響から、今後年金額の減額などが起こる可能性が高く、今までよりもより投資によって資産を増やしておくという人が増えています。

少ない時間で資産運用できる

投資は副業とは違い、労働時間を長く取られるということはありません。投資信託などの金融商品に預けたら、あとはコツコツ資金を投入して基本的には放置できます。ほとんど時間がかからないので、会社員の人でも十分に少ない時間で資産運用ができます。

ただし、株などのデイトレードと呼ばれる取引は、チャートと言う売買のグラフを監視する必要があります。

指値注文(あらかじめ売買の予約注文を知れておくこと)などを使い、チャートを見れない時でも売買をすることはできますが、かなりの技術が必要になります。

いずれデイトレードを仕事にしたいと思っている人は、長い時間をかけて勉強して訓練する価値があると思いますが、時間をかけずに資産を増やしたい会社員には、副業としてはデイトレードはあまり向きません。

将来的な収入源に繋がる

コツコツ時間をかけて資産が増えると、将来はその配当金の額もかなりのものになります。理想としてはその配当金だけで生活できるくらいまで行くことですね。

投資なので先のことを正確に見通すのは難しいですが、その金融商品の過去の実績から「何年預けるとおよそこれくらいの配当がつく」と予想はできます。

将来配当収入がもらえるように今から準備しておけば、例えば仕事がなくなった時、病気になった時でも、収入がゼロになることはありません。

投資はただお金を増やすのが目的ではなく、自分を守る大きな安心を築ける可能性を秘めていると言えます。

投資を副業で行うデメリット

投資を行うデメリットについてご紹介します。

  • 元本は保証されていない
    資金が少ないうちは増えにくい
    自分が行う投資について勉強が必要

元本は保証されていない

日本人は長らくお金は銀行に預けるのが主流でした。銀行に預ける最大のメリットは元本が無くなる可能性がないということだと思います。

それに比べると、投資は元本が保証されてはいません。そのためどんな金融商品を選んでも元本割れ(最初に預けた金額より少なくなる)のリスクはあり、また完全に自己責任になります。

よく株などが「紙切れ同然になった」と表現されますよね。そうしたリスクは残念ながらゼロではありません。だから投資は怖いと思っている人もいまだ多いです。

ですが、収入は増えないのに物価は上がっていく世の中を考える時、投資をして資産を増やしておかないと今後生活にも大きく影響します。

銀行へ預けておくと元本は無くなりませんが、預けたお金そのものの価値がいつのまにか下がっているということになりかねません。

  • 生活に使うお金以外を投資に回す
  • 金融商品を選ぶ時は過去の実績などをよく調べる

こうした点を守ることでリスクを限りなく小さくする対処ができます。今後投資を始める人はどんどん増えていく可能性が高いので、むやみに怖がらず自分で調べて納得して始めることが大切です。

資金が少ないうちは増えにくい

投資の一番の醍醐味は複利運用ができる点だと思います。複利運用とは、投資で得た利益を更に資金に組み込んで運用していくことです。

こうしていくことで、自分で用意した資金以上の結果が生まれます。

けれど、資金が少ないうちはもらえる配当金や利息なども少ないため、それを組み込んでもなかなか増えている実感がわかないと思います。

資金がまとまった金額になっていくと、配当金や利息も大きな金額となり、それをまた資金に組み込むことで、次の利息がまた増えるという好循環が生まれます。

投資で利用する金融商品の中には、配当金を受け取るものと次の投資に自動で組み込むものとがあります。まだ資金が少ないうちは配当金を組み込んで運用していくのがおすすめです。

いずれ配当金が大きな金額になったら、受け取れるようにしていきましょう。

自分が行う投資について勉強が必要

投資について調べると、様々な情報が出てきます。自分が運用した金融商品について利益がどれくらいだったと公開している個人投資家もたくさんいます。

元本に対してかなり利益が大きいと、どうしても魅力的な商品に見えてしまいますが、たまたま儲かったようなものでは意味がありません。

煽ったような文章を書いているものもかなりありますので、金融商品を選ぶ時は慎重に調べましょう。

誰かが書いた情報を参考にするなら、

  • なぜその商品を選んだのか
  • どれくらいの資金で始めたのか
  • 運用期間はどれくらいか

などしっかり調べて、自分自身納得した上で投資先を選びましょう。

副業におすすめの投資とは?

会社員が副業として投資をする時にお勧めの投資先をご紹介します。自分のライフスタイルに合うもの、リスクの少ないもの、用意できる資金に合ったものなどから選んでみてください。

どんな投資を選ぶにしても、必ず生活に使わない余剰金から始めてください。

  • 投資信託
    株式投資
    FX
    不動産投資

投資信託

投資信託は、自分が預けた資金を株式、債券、不動産など複数の商品へ分散して運用するものです。運用するのはプロのファンドマネージャーですし、投資先が分散されているので比較的リスクが少ないのが特徴です。

基本的には自分は資金を用意して預ける手続きをするだけなので、会社員をしながらの副業には適していると言えます。

一度に預けることもできますが、毎月決まった額を積み立てて運用していくこともできますので、資金が少なくても始められます。

投資信託の運用成績に応じて、利益が配当される、またはその利益を組み込んで運用資金に回すことができ、長期間の資金運用が可能です。

株式や債券などの金融商品について専門的な知識がなくても、自分のお金を運用することができるので、まずは投資を始めてみたいという人にお勧めです。

株式投資

株式投資は、上場企業の株式を購入し、株価が上昇した時の売買益、または株式を保有することで得られる配当金などを目的とした投資です。

経営成績や業績などの結果から、大幅に株価が上昇すれば大きなリターンが期待できますが、株価は常に変動するため、自分が購入する企業について事前に調べておく必要があります。

人によって購入前に調べる項目は違いますので、どんな指針を持って株式を購入する企業を選ぶのか、また株価がいくらまで下がったら損切するのかなど、売買ルールも決めておく必要があります。

一度株を購入したら配当を受け取りつつ株価が上昇するのを期待する投資方法なら、会社員をしながらの副業には向いています。

一方、デイトレードの様に一日に何度も売買を繰り返すような投資方法は、日中に仕事をしている会社員では難しいです。

FX

FXは外国為替証拠金取引のことで、自分の資金を証券会社に預けることで、その資金より大きい金額の取引を行えるものです。

外国為替市場は、日本だけでなく欧州やアメリカなどもあるので、月曜日の朝から土曜日の朝まで24時間ずっと取引が行えます。

そのため、日中仕事をしている会社員でも、自宅に戻った後で取引ができるので、株のデイトレードよりは副業に向いていると言えます。

国内の証券会社や外国の証券会社など、どこで取引するかによっても違いますが、比較的少ない資金で始められるのが魅力です。

ただし、自分の資金よりも大きい金額の取引ができてしまうので、利益も大きいのですが損失も大きくなりますので、かなりハイリスクハイリターンの投資と言えます。

FXでの投資を始めるなら、基本から学びデモトレードなどで何度も繰り返し練習していくことが大切です。

不動産投資

不動産投資は、家賃収入や資産価値の上昇などを通じて収益を得る投資です。

アパートやマンション、オフィスビル、商業施設などの不動産を所有して貸し出したり、売却することで利益を得ることができます。

株式や債券などの金融商品に比べると、比較的安定した収益が見込めると言われますが、最初にまとまった資金が必要になることが多いです。

今は小口の資金を募って、大勢で不動産を所有する投資もありますが、金額が少ない分気軽に始める人が多く、その割に思ったように利益が得られないなどの問題も度々起こります。

不動産に関する知識がないと、その物件の良しあしも見抜けないため、ある程度の勉強は必須です。

不動産は急に価値がなくなるような可能性は低いですが、賃貸業は空室のリスクもありますので、余裕を持った運用が必要です。

まとめ

  • 投資は副業としない企業もあるけれど会社の就業規則を念のため確認する
  • 投資の副業をバレないようにするには税金の納め方などに気を付ける
  • 副業として投資をする時はメリットとデメリットを把握する
  • 会社員は少ない時間で行える投資が継続しやすい
  • 投資を副業でする時はライフスタイルや用意できる資金で決める

BLOGコンテンツをパーソナライズします

あなたは現在「プログラミング学習者」ですか?