会社員は副業と本業を両立できる?継続しやすい副業も紹介!

コロナ禍で収入が減ったり、テレワークの普及で自宅で過ごす時間が増えたりする中で、収入の増加ややりがいなどを求めて副業を始める人が増えています。企業によっては未だに副業を禁止している会社もありますが、時代の流れとともに少しずつ副業や兼業が認められ始めているところです。

ただこれから副業を始めようと思っている人の中には、本業と両立させることができるのか心配だという人もいるかも知れません。実際に副業を始めた人の中にも、本業と両立できずに挫折してしまう人もいるようです。

この記事では、副業と本業を両立させるためのポイントを解説します。副業に興味のある人はぜひ参考にしてみてください。

副業と本業は両立できるのか?

副業と本業を両立させるためには、スケジュールや時間の管理、自分自身の健康管理などを日頃からしっかりと行っていくことが大切です。

副業と本業を両立するためのポイント

ここからは副業と本業を両立するためのポイントについて具体的に解説していきます。

何を目的に副業するのかを明確にする

副業で大切なのはモチベーションを保つことです。本業のように時間を縛られず、全ての作業を全て自分で行わなければならない副業は孤独であるため、少しずつ「仕事をしよう」「頑張ろう」という気持ちを維持することが難しくなってくるためです。

モチベーションを保つためには、まず「何を目的に副業をしているか」を明確にしましょう。「収入アップのため」「新しいスキルを獲得するため」「人脈を広げるため」「興味のある仕事に挑戦したいから」など、副業をする目的は人それぞれです。

目的がしっかり決まっていれば「1ヶ月の収入目標」「案件受注数」「新しい人脈形成」などの目標が自ずと定まります。目標があるとモチベーションを維持しながら副業に取り組むことができるため、副業をする前に目的や目標を決めておくようにしましょう。

やりたい仕事を副業に選ぶ

副業にはたくさんの種類があります。誰でもできるような仕事から専門のスキルが必要な仕事などさまざまで、仕事によって報酬額も異なります。

副業には自分が持っているスキルを活かせるような仕事を選ぶと、すぐに収入につなげられる場合もあります。

副業をする目的が収入ではなくスキルアップや新しい仕事への挑戦の場合は、自分の興味のある仕事・やりたい仕事を選択するのがおすすめです。自分の好きなジャンルの仕事の場合はモチベーションを保ちながら仕事をすることができるため、副業を継続しやすくなります。

副業は始めたからといってすぐに収入につながるわけではないため、無理なく続けられるような仕事を選ぶようにしましょう。

本業と副業のバランスを取る

本業では週5日の8時間勤務が一般的な就業時間です。副業をする場合は本業終了後や休日を使って行うことになりますが、本業と副業のバランスをいかに上手く調節できるかによって副業を続けていける可能性が高くなります。

本業が忙しい時期に睡眠時間を削って副業をするのは体調を崩す原因になります。だからといって本業の就業時間に副業をするのは本業に支障が出る可能性があり、処罰の対象となるケースもあるため注意が必要です。

本業が忙しい時期は副業の数を減らしたり、副業が忙しい場合は休みの日に副業する時間を多めに設けたりするなど工夫しながら本業と副業のバランスを取れるようにしましょう。

継続しやすい副業を選ぶ

副業には長期的に続けやすい副業を選ぶことが大切です。体力を使う仕事や時間がかかる副業は、最初は頑張れるかもしれませんがだんだん続けるのが難しくなり挫折してしまう可能性もあります。

副業を選ぶ際は、収入や副業の内容だけにこだわらず、空いた時間を使ってコツコツ続けていけるような副業を選ぶのがおすすめです。

ONとOFFのメリハリをつける

副業を在宅で行うという人も多いのではないかと思います。どうしても家で仕事をするとなると、プライベートとの境目が曖昧になり、ついテレビを見てしまったり、家事をしながら副業をしたりといった状況になりやすくなります。

プライベートの時間との切り替えがうまくいかないと、副業に集中できなくなってしまうことも多いため、ONとOFFの切り替えはしっかりとできるようにしましょう。

なかなか切り替えが難しいという場合は、副業をカフェやコワーキングスペースといった場所で行うことで、副業に集中して取り組むことができます。

副業仲間を増やす

在宅ワークなどの副業は、基本的に一人で行わなければならないため孤独を感じやすくなります。本業であればチームでの仕事だったり、仕事のことを相談できたりという環境がありますが、副業ではわからないことを気軽に聞ける人もいません。一人で仕事をすべてこなしていかなければならないので挫折したりモチベーションが低下してしまったりする可能性もあります。

そんな時にぜひしたいのが、副業仲間を見つけることです。同じ目的の仲間がいれば、悩みを共有したりお互いに励まし合ったりすることができるので、副業へのモチベーションを維持しながら副業を続けることもできます。

副業仲間を見つけるためには、SNSを活用するのがおすすめです。コワーキングスペースやレンタルオフィスなどで副業仲間を見つけられる可能性もあります。

仲間を見つけることで新しい人脈が広がり、ともに成長できたり副業を充実させたりすることができるようになりますよ。

 副業を充実させることで本業の成果アップにもつなげられる

副業と本業の両立は大変なことばかりではありません。副業が充実することで本業へのやる気も上がり、本業の成果アップにもつなげられる可能性があります。

副業には本業での経験を活かせる仕事ももちろんありますが、本業では得られないような新しい体験や新しい人との出会いなどができるため、その経験を本業に活かせる場合もあります。

自分に合った副業選びややり方によって本業と副業どちらにも良い効果があり、それぞれの成果アップややる気のアップにつなげられます。

本業と両立しやすい副業3選

本業と両立しやすい副業を選ぶ際は、自分の興味や関心に基づいた副業を選ぶことや、継続しやすい副業を選ぶことが大切です。ここからは本業と両立しやすいおすすめの副業3選をご紹介します。

ポイ活・アンケートモニター

「ポイ活」とはポイントサイトのゲームやクイズをしたり広告を見たりすることでポイントを獲得できるというものです。ポイントを貯めると電子マネーや現金、商品などに交換することができます。アンケートに答える案件や商品を試すことができる形式のモニターなどもあります。

特別な知識やスキルを必要とせず、スキマ時間を使ってコツコツ取り組めるので会社員にもおすすめです。報酬は高くはないため、1ヶ月毎日少しずつ取り組んだとしてもお小遣い程度の金額しか稼ぐことができないというデメリットもありますが、本業や他の副業と組み合わせても無理なく続けられる副業となっています。

WEBライター

WEBライターは、インターネット上で見られるブログやサイトなどの記事を書く仕事です。クラウドソーシングサイトにも数多く案件があり、未経験からでも始めることができます。

WEBライターはパソコンさえあればどこにいてもできるため、在宅ワークとして人気の仕事です。特別なスキルがなくてもできるので副業にもおすすめ。本業のスキルを活かせるジャンルの仕事もあるでしょう。

ただし報酬はピンきりで、誰でもできるような仕事ほど安い傾向にあります。最初慣れるまでは時間がかかる可能性や、クライアントによっては修正作業なども入る場合があるため、かかった時間の割に稼げないというケースが多いというデメリットもあります。

WEBライターは継続して実績を作ることで単価が上昇していくため、少しずつ報酬が上がっていくことが期待できます。文章を書くのが好きな人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ハンドメイド販売

ハンドメイド販売は自分で作ったオリジナルのハンドメイド作品をメルカリなどのフリマアプリやネットショップに出品して販売するという副業になります。アクセサリーや雑貨などのハンドメイド作品を作るのが趣味という人や、工作などに興味がある人におすすめです。

作品作りには材料や工具が必要になり、作った作品が売れなければ赤字になってしまうという可能性もありますが、趣味の延長として会社にも認められやすく継続しやすい仕事であると言えるでしょう。

上記で紹介した以外にも副業はたくさんの種類があります。大切なのは、自分に合った副業を選ぶことです。以下の記事でもおすすめの副業や特徴などについて解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。

サラリーマンが副業で毎月3万稼ぐ方法は?おすすめの副業も解説

副業する時の注意点

最後に副業をする時の注意点を解説します。副業と本業を両立させるためにも、副業する時に気をつけるべき点について把握しておきましょう。

体調管理をしっかり行う

本業をしながら副業を続けていくためには、まず体調管理をしっかりと行うことがとても重要です。仕事をするのには体力を使います。本業と副業の掛け持ちは思っている以上に体力や気力を消耗してしまうため、休養時間を設けてしっかりと休むことが大切です。

睡眠だけでなく、バランスの良い食事を心がけたり、運動をしたりなど、忙しい時についおろそかにしてしまいがちな生活習慣にも気を配りながら、常に体調を万全にした状態で仕事に臨むようにしましょう。

案件選びは慎重に行う

副業にはたくさんの案件があります。副業の選び方は個人の判断で行われるため、自分のやりたい仕事やスキルを活かせる仕事などを自由に選ぶことが可能です。

ただし、副業選びは慎重に行いましょう。副業の中には「誰でもできる」「簡単に稼げる」などの言葉や高い報酬で勧誘してくる詐欺案件もあります。詐欺に引っかかってしまうと自分自身が損害を受けるだけでなく、本業の会社にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

案件を選ぶ際は、収入だけを重視するのではなく、案件を発注している会社の情報や案件の内容などをしっかりと吟味した上で慎重に選ぶようにしましょう。

少しでも怪しいと思う案件には応募しないようにするのが一番ですが、もしも詐欺案件に引っかかってしまったという場合は消費者生活センターや警察署などになるべく早く相談するようにしましょう。

本業に支障が出ないようにする

副業する場合は本業に支障が出ないようにすることが重要です。会社が副業を禁止する理由のひとつに、本業に支障が出る可能性があるということが挙げられます。

本業と副業を掛け持ちすることで長時間労働になりますが、会社は副業の時間や内容まで把握することはできません。副業に力を入れすぎることで睡眠不足や体調不良を引き起こし本業に悪影響が出てしまった場合は、懲戒処分や副業を禁止されてしまうケースも考えられます。

本業と副業を両立させていきたい場合は本業には支障をきたさないような副業選びをしたり、副業の時間を調節したりして本業に集中できるような環境づくりをしていくことが大切です。

時間やスケジュールの管理を行う

上述したように、副業は自分自身で調節しながら無理のないように行っていかなければなりません。そのためには、日頃から時間やスケジュールの管理をして予定をしっかりと把握できるようにしておくことが大切です。

余裕を持ったスケジュールを立てておけば、何か想定外のことが起こった時の対処もしやすく、生活にもゆとりが生まれやすくなります。根詰めずに仕事を両立するためにも、スケジュールはしっかり立てておきましょう。

現在はスケジュールや時間の管理ができるスマホアプリやPCツールもあるため、これらを利用するのもおすすめです。

競合会社での副業や情報漏洩に注意

副業が認められている会社であっても、競合会社での副業は禁止されているというケースがほとんどです。その理由は、競合会社での副業によって会社独自のノウハウを競合会社に提供してしまったり、会社の機密情報を漏洩してしまう可能性があるからです。

もしも競合会社での副業や情報漏洩などで本業の会社に損害や社会的信用の低下などがあった場合、処分の対象になる可能性があります。

自分の持っているスキルを活かして副業をする場合でも、競合会社での副業や情報の漏洩には十分に注意しましょう。

副業所得が20万円を超えたら確定申告が必要

本業の会社では年末調整を行ってくれるため、基本的に何もする必要はありませんが、副業では所得額によっては自分自身で所得税を申告する必要が出てきます。

確定申告は前年の所得を申告して適切な所得税を納めるためのもので、副業の年間所得が20万円を超えた場合は確定申告が必要です。所得とは収入から必要経費を差し引いた金額のことなので、収入が20万円以上だったとしても経費を引いた金額が20万円に満たない場合は確定申告を行わなくても良いことになります。

ただし、副業の所得がアルバイトやパートなどの「給与所得」の場合は給与所得控除が適用されているため経費などの申告はできず、給与(収入)額をそのまま申告する形となります。また、副業所得が20万円以下であっても、副業先から源泉徴収されている場合などに確定申告によって還付金が受け取れる場合もあります。

在宅ワークなどの副業は一般的に「雑所得」に分類されることが多いですが、副業が継続的に行われている場合や相応の設備投資・事業規模の場合などは「事業所得」として認められるケースもあります。

事業所得となり個人事業主として開業すると「青色申告」という確定申告の申告方法が利用できるようになります。青色申告は最大65万円の「青色申告特別控除」や純損失の繰越などの特典が受けられるため、より効果の高い節税対策も行えます。

まとめ

今回は副業と本業を両立させるためのポイントや注意点について解説しました。

  • 副業のやり方次第で本業と副業を両立させることが可能
  • 副業と本業を両立させるためにはまず目的を決めておこう
  • 副業には自分の好きな仕事や継続しやすい仕事を選ぶのがおすすめ
  • 本業とのバランスを取りながら無理なく副業を行っていくことで、互いの仕事へのやる気や成果アップにもつなげられる
  • プライベートとの切り替えをしっかりと行うことで効率よく副業に集中できる
  • 副業仲間を増やすことで新しい人脈を作ることができ、お互い成長し合うことができる
  • 本業に支障を出さないようにするためには、体調管理や時間の管理がとても重要になる
  • 副業する場合、競合会社での副業や情報漏洩には十分に注意する必要がある
  • 副業所得が年間20万円を超えた場合は確定申告が必要

新しいスキルを得たり本業では得られない経験をすることができる副業ですが、本業と両立させるのは大変です。副業と本業を両立していくためにも、自身でできる体調や時間の管理をしっかりと行い、副業選びややり方に工夫をしながら無理なく続けていけるようにしましょう。

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