皆さんこんにちは。
ITエンジニアの需要が伸びている中、これからプログラミングを身につけて就職や転職に役立てたいと考える方も増えてきています。そして中にはプログラミングを身につける方法で独学を選ぼうとしている方もいるのではないでしょうか。
ただプログラミングを独学で身につけるのは無理とまでは言わないものの、非常に難しいです。確かに独学ならプログラミングを学習する費用は抑えられますが、思わぬ回り道になってしまうかもしれません。
ここではプログラミングを独学で身につけるのが無理に近い理由と、おすすめの学習方法を紹介していきますよ。
目次
プログラミングを独学で身につけるのは無理なわけではない
“プログラムを独学で学んで就職した”という話を見聞きすることもありますね。確かに実際独学だけでプログラミングの基礎を身につけてその後エンジニアとして活躍している方はいます。
・プログラミングに関する書籍
・プログラムが学べるオンライン教材
は確かに沢山あるので独学しやすい環境は整っているといえます。ただ実際の話プログラミングを独学だけで習得するのはかなり難しいですし、できたとしてもそれなりの時間と努力が必要です。英語を独学で学ぶや司法書士試験の勉強を独学でという話を聞くことがあっても、それが誰でもできることではないのはなんとなくわかりますよね。プログラミングもそれと同じです。
独学だと勉強するのに殆ど費用がかからないという利点は確かにありますが、実際はほとんどの人がプログラミングの独学に挫折しているというのが現実です。試しにまずは独学で勉強を始めてみるというのはもちろん理にかなっていますが、独学では無理だ辛いとなった時の対処方法も同時に考えておくのをおすすめします。
プログラミングを独学で身につけるのが無理に近い理由
ここではプログラミングを独学で身につけるのが無理に近い理由を紹介していきます。なぜ無理だという意見が多くなっているんでしょうか。
・独学だと勉強がなかなか続かない
・独学だとエラーをなかなか解決できない
・独学だと適切な教材を選ぶのが難しい
プログラミングの技術は決して入門書を1冊読んだら誰でも概要を理解できるような簡単なものではありません。習得するにはそれなりの時間みっちりと本やPCと向かい合って本気で取り組んでいく必要があるんです。仕事や大学生活の合間にその勉強をたった一人で進めるのは、やはり相当難しいといえるのではないでしょうか。
独学だと勉強がなかなか続かない
プログラミングを習得するまでに必要だとされる学習時間は大体300時間くらいだと言われています。しかも基礎知識だけで300時間です。1日1時間ずつ勉強するなら10か月くらいかかりますし、1日3時間ずつ勉強したとしても3か月くらいはかかることになりますね。
例えば学習期間を3か月から6か月くらいと目標を立てたとしても、それを毎日続けるのはなかなか至難の業でです。
・最初の段階で難し過ぎてモチベーションが続かない
・仕事や大学の勉強と両立が難しい
・遊びの誘いを断りにくい
このようにそもそも勉強を続けること自体が難しいと考える人も多いでしょう。独学だと勉強するもしないも決めるのは自分の意志だけです。それを何か月も続けていくには相当なモチベーションと覚悟が必要になります。
独学だとエラーをなかなか解決できない
プログラミングの勉強中はエラーが頻発します。テキスト通りにコードを打ち込んだはずなのにちゃんと表示されないというのは日常茶飯事です。エラーはコードでコンマが一つ抜けていたからといった単純な理由も多いのですが、なかなかそれが分からずエラーの解決方法を探し回らないといけないことも多いんです。
エラーが続くとそれだけでうんざりしてきます。さらに最悪理由が分からない状態が何日か続いたりするとそのまま挫折してしまいそうになりますね。もし教えてくれる人や質問できる人がいるとエラーはすぐに解決します。エラーの原因探しに時間を取られているうちに独学でプログラミングを学ぶモチベーションがどんどん落ちていくのも珍しくありません。
独学だと自分に合う教材を選ぶのが難しい
プログラミングの初心者が自分や自分の勉強したい内容に合った教材を選ぶのはそんなに簡単ではありません。
・プログラムの入門やプログラム言語についての書籍
・オンライン教材
これを組み合わせて勉強していくことになりますが、独学は自分が使いやすくて理解しやすい教材に出会えるかどうかで学習効率がかなり変わってしまいます。だからといってちょっと合わないかなと思うたびに教材を変えていては、なかなか学習が進みません。
勉強を始める前の教材選びですでにつまずいてしまったり時間がかかったりすることも考えられるんですね。
プログラミングを独学で身につけるのが無理と思ったらスクールへ
このようにプログラミングを独学で学ぶのはかなり根気がいり難しいと感じる人が多いです。でも独学で無理と思ってもそこでプログラミングを学ぶのを諦める必要は全くありません。独学が無理ならスクールに通ってプロからプログラミングについて教えてもらうこともできます。
独学で勉強したという人がいるのに自分はスクールに通うなんてと思う人も中にはいるかもしれません。でも最終目的はプログラマーやITエンジニアになることなので、どうやって基礎を学んだかはあまり関係ありませんよね。
独学ではなくスクールに通うメリット
プログラミングスクールに通うメリットは沢山あります。
・通学スクールとオンラインスクールがあり自分の生活スタイルに合わせて選べる
・授業に参加しないといけないことで嫌でも勉強しないといけない
・高い学費を払っていることが勉強のモチベーションに繋がる
・わからないことやエラーは講師に聞いて教えてもらえる
・勉強仲間ができる
・自分でカリキュラムを考えなくていい
1人で孤独に勉強を続ける必要がある独学と比べて、スクールだと講師がいてわからないいところを質問できます。なのでエラーに疲れてプログラミング学習に挫折してしまう心配も減ります。また授業があったり学習仲間がいることで、勉強に対するモチベーションも保ちやすいですね。
サイト作成コースやアプリコースなど自分が学びたいことに合わせてコースを選ぶだけで、カリキュラムや教材はスクールが用意してくれているというのも勉強の効率化につながります。プログラミングを独学で学ぶ方が合っている方もいるので全ての人にスクールをすすめるわけではありません。ただ独学が合わないと思ったならスクールに切り替えることも考えてみてはいかがでしょうか。
スクールの費用はあまり問題ではない
スクールに通うのをためらう大きな理由は費用が高いからでしょう。確かにプログラミングスクールは半年で20万円から50万円くらいの費用がかかります。ただこれくらいの費用はプログラマーとして1か月から2か月働くだけで稼げるのが実情です。プログラマーやエンジニアとしてキャリアを築きたいと考えるなら、決して高い金額ではありません。
さらに動画授業が主体のオンラインスクールだと月数千円くらいから利用できるところもありますし、無料のスクールもあります。“高い”と思い込むのではなく費用対効果も考えて判断してみてくださいね。
プログラミングをどうしても独学で身につけるならそれなりの覚悟を
ここまでプログラミングを独学で身につけるのは不可能とは言えないものの殆ど無理に近い理由をあげてきました。ただ中にはそれでも独学に挑戦したいという方もいるのではないでしょうか。ここではプログラミングを独学で学ぶために必用な覚悟を紹介します。
・とにかく学習を継続する
・時間がかかるのは当たり前と割り切る
・学びたいプログラム言語でつまずいたら他の言語に変更も考える
・1年くらい勉強してみてそれでも無理なら独学以外を考える
独学だとスクールより学習効率がどうしても下がるので、時間がかかるのは仕方ないと割り切ってしまうようにしてください。その上で1日1時間でも学習を続けていくのが大切になります。
それでもどうしても学習効果が出ないならプログラミング言語を簡単なものに変更したりといった対策も考えてください。また1年以上たっても上達しない、それでもあきらめたくないという場合は、本気でスクールに通うことを検討するのをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?今回はプログラミングを独学で身につけるのは無理なのかどうかについて考えてきました。
正直プログラミングを独学で学ぶのは無理と断言はできないまでもとても大変で、独学で学んだという人がいるからといって自分も同じようにできるかというとそんなことはありません。独学で学んでみて無理だ挫折しそうと感じたならスクールを利用してしまいましょう。
この記事が、独学でプログラミングを学ぼうかどうか悩んでいる方の助けになれば幸いです。