ここに「砂」がある。
砂を机にちょっと垂らしてみる。
「これは砂山だろうか?」
違う、まだ、ただの砂が散らばっているだ。
もうちょっと垂らしてみる。
「これは砂山だろうか?」
いや、まだ、ただの砂だ。
こうやって垂らし続けていくといつの間にか
「砂山」
が出来上がっている。
では、
いつ「砂」は「砂山」に変わったのだろうか?
「砂」が「砂山」に変わる境目はどこだろうか?
答えは
「境などない」
だ。
これはどの物事でも言えること。
努力が結果として出てくる時も、一見効果がないようにみえる努力がいつの間にか身になっている。
いつの間にか習慣になっている。
それ単体では何も影響しないちょっとした積み重ねが、
いつしか大きな影響を与えることになる。
いいことも悪いことも。
小さなことを疎かにしてはいけない。
だからと言って、
小さなことにこだわりすぎてもいけない。