こんにちは、みいです。ベンチャー企業というワードを聞いたことはありますか?
SNSを通してベンチャー企業に関しての投稿や、ベンチャー企業の社長や社員のアカウントを目にすることが最近増えたような気がします。そんなベンチャー企業について気になる収入や働き方にも注目してまとめてみます。
この記事を読むとなんとなく分かった気になっていたベンチャー企業について、もっと深く知れる機会になると思います。
目次
ベンチャー企業とは
知っているようで意外と知らないベンチャー企業についてまずは確認しましょう。
ベンチャー企業の定義
ベンチャー企業のベンチャーとは英単語【venture】から来ていて、「冒険、冒険的な企て」を意味します。そこからベンチャーという言葉を新規プロジェクトや新興の会社に使うようになりました。
主に収益の確定していない新設企業やプロジェクトに使われています。ただしベンチャー企業といってもその規模や収益について明確な規定はないので、広い意味での新興企業を指すことが一般的です。
スタートアップ企業との違いは?
スタートアップ企業とは他とは違ったアイディアで勝負をし、短期間で急成長する会社の事を指します。実際に日本ではスタートアップ企業とベンチャー企業の区別が曖昧な場合がほとんど。
しかしその言葉の発祥元であるアメリカではスタートアップ企業とは必ずしも若い会社とは限りません。
アメリカでは奇抜な事業内容と、成長速度によって判断されていますが、日本では多くの場合でどちらも新興企業の事を指しています。
ベンチャー企業の特徴
ベンチャー企業の定義が分かったところでより細かくベンチャー企業の気になる部分を見ていきましょう。
ベンチャー企業の年収
終身雇用制度が崩壊しつつあるとはいっても、一般的な企業はまだまだ年功序列で昇進していくので、何十年と勤務をして少しずつ昇給する場合が多いです。
反対にベンチャー企業は小規模であるため、成果を出せばそれを認めてくれやすく、成果に伴って年収も上がりやすいと言えるでしょう。
しかしベンチャーという言葉にある通り、ベンチャー企業は新しい挑戦をしている企業であり、資金が豊富であるわけではありません…。反対に事業に失敗することになれば、会社自体がなくなってしまう事もあるのです。
ベンチャー企業が高収入だというイメージは恐らく近年注目の高まっているメガベンチャーから来ているのではないかと思います。メガベンチャーとはベンチャー企業が大成功を収めて規模を大きく拡大した会社の事を指し、有名どころで言うとアップルなどがそれにあたります。
メガベンチャーの場合はすでに売り上げと資金を確保している、かつ年功序列ではなく実力で昇進も可能であるため同世代と比べたときに高収入である確立が高い可能性があるのですね。
ベンチャー企業の風土(経営陣と近い)
ベンチャー企業は走りだしてまもない若い企業であるため、従業員もそんなに多くありません。
そのため、ある程度規模のある会社では日常的にはほぼ交流のない経営陣ともベンチャー企業では身近な存在として仕事をすることができます。
この点に関しては自分の成果ややる気をアピールしやすい、会社のビジョンを掴みやすい、自分が会社の構成員であるというモチベーションに繋がるなどのメリットがあるでしょう。企業の雰囲気も一般的には柔軟で自由な所が多いようです。
また少数精鋭で事業を進めていくベンチャー企業の風土は社長のキャラクターに左右される所が大きいでしょう。大企業を退職してその経験を活かして起業をした人、学生時代から起業をしている人、ある特定分野の知識を生かし起業した人など、それぞれの考え方や仕事の進め方が変わってきます。
ベンチャー企業の評価体制(成果報酬)
収入の項目でも少し触れましたが、ベンチャー企業の多くは成果報酬制をとっています。安定的な収入を得ている人にとっては少し不安に感じる部分もあるかもしれませんが、反対に言えば会社が利益を上げればそのリターンは大きくなります。
また一定の基準で出世していく一般的な起業とは違って、ベンチャー起業では成果を出せば出世もスピードアップ出来る可能性があります。少数精鋭という特徴から会社が小さい時から一緒にやってきた社員がメガベンチャーの経営陣になる事もあるのです。
ベンチャー企業に向いてる人
ざっとベンチャー企業についてまとめてきましたが、ずばりベンチャー企業に向いている人の特徴をお教えします!
マルチに仕事をしたい人
ある程度の規模の会社では分業制を取っている事が多いため、総務であれば総務、財務であれば財務など自分の範囲外の業務を行えるチャンスはそう多くありません。もちろん業務のローテーションなどを行っている会社もありますが、自分の希望が通る事は現実にはあまり期待できないでしょう…。
様々な業務をしてみたいと考えている人にはベンチャー企業はぴったりの環境です。そのため経験の面でいえばベンチャー企業で仕事をすることは圧倒的な経験値を積めるとも言われています。
反対にマルチタスクとして複数の仕事を同時に進めることが苦手な人には少し苦しい環境かもしれません。ベンチャー企業では決められた仕事を毎日こなすというよりは、毎日新しい事をそれもいくつも同時に進める必要があるからです。
自分のアイディアを出したい人
少数精鋭、経営陣と近いなどの特徴とも関わる部分ですが自分の中のアイディアを形にしたり、仕事に生かしたいと考えている人にはベンチャー企業はまたとない機会を与えてくれるでしょう。
会社に勤めたことがある人なら分かると思いますが、一般的には会社で何か自分のアイディアを実現しようという場合には部署の上司に始まり稟議書を回したりと果てしなく時間が掛かります…。
経営陣と近いからこそベンチャー企業では受け身ではなくて、自分のアイディアや意見をしっかり主張できる人材が求められているのだと思います。
挑戦的な人
ベンチャー企業は会社全体として何かに挑戦しているのです。その中で活躍するためにはこれまでの固定観念にとらわれない挑戦的な人であることが求められます。
決められた時間で、慣れた作業をして安定した生活を送りたいと思っている人にはベンチャー企業は少し難しいかもしれません。ベンチャー企業では時には社運に関わるような重大な決断をする時もあります。
そんな時に自分の意見をしっかりと持ち対応できる人がベンチャー企業に向いていると言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ベンチャー企業の特徴が分かっていただけたでしょうか?
総合するとベンチャー企業とは安定的よりも挑戦的な一面が強く、とにかく色々な経験をしてスキルアップしたいと考えている人には向いているでしょう。
私たちが今何気なく使っているスマホやアプリなど、始めは成功を夢見ていた小さな会社が出したアイディアからできているのです。そう思うとなんだか無限の可能性を感じますよね!
自分にあった働き方を考える中で、ベンチャー企業が当てはまることもあるかもしれませんね!この記事が参考になれば嬉しいです。