プログラマーには年齢制限があるってホント?未経験から目指せる年齢は?

こんにちは、みいです。「プログラマー35歳定年説」なんて耳にした事がある人もいるかもしれません。

この記事ではプログラマーの年齢制限について解説していきます。また未経験からプログラマーを目指す場合の心得も紹介しています。

今からプログラミングの勉強を始めてみようかと思っている人に参考になる内容です。ぜひご覧ください。

プログラマーの年齢制限について

プログラミングを始めようと考えている人が気になるプログラマーと年齢の関係についてまとめます。

プログラマーに年齢制限があると言われる理由3つ

1.プログラマーは常にスキルアップを求められる

一般的な仕事といえば、入社年月が経ち仕事を覚えてくれば入社時よりは少し楽に仕事ができるイメージを持つかもしれません。しかしITの世界では少し状況が違ってきます。

プログラマーは日々アップデートされる技術を吸収して成長を続ける必要があります。それは実績のあるプログラマーも同じでプロジェクトに関わる時には常に最善の技術を使って開発する必要があるため、自分の知識だけでは対応できない場合があるのです。

年齢と共に学習能力や適応能力、記憶力などが低下していく中で常に勉強をし続けるプログラマーの仕事を続けるのが難しいという意見があります。

2.年齢と共に会社の決まりでプログラミングの作業から離れる?

こちらのグラフを見て分かるように会社の規則で開発作業から離れるタイミングが決められている場合もあります

参考:エンジニアtype/「コードで食っていく」は何歳まで可能か?エンジニア300人調査で見えた理想と現実

 

この結果も詳しく見てみると大企業など規模が大きな会社で特に開発を離れるタイミングが決まっている傾向が強く(52.9%)、反対に中小企業では30%以下(28.9%)にとどまっています。

つまりプログラマーとして企業で働きたい場合には、ある一定の年齢(役職)を越えると開発から離れなければいけない場合があり、入社時にそのタイミングを逃している場合はプログラマーとして転職が難しいかもしれません

3.プログラマーを経てキャリアチェンジする人が多い

プログラミングは実際にコードを書いていく仕事であり、開発の最も下流の工程を担っています。SEやプロジェクトマネージャーの計画に沿って実際に納期に合わせて完成させるのはプログラマーです。

そのため肉体的負担も大きく、賃金もマネジメントを含む上流工程を担っているSEやプロジェクトマネージャーに比べると低くなります。

じゃあプログラミングをスキップしてSEになった方がいいんじゃない?

と思う方もいるかもしれませんが、SEは実際の開発作業の知識があってこそ務めることができる仕事です。そのため始めはプログラマーからキャリアをスタートし経験を積んで、年齢が上がるとともにその知識を活かして別のポジションに移る人も多いです。

プログラマーから管理業務への移行タイミング

企業におけるプログラマーの管理業務への移行タイミングについての調査結果です。

参考:エンジニアtype/「コードで食っていく」は何歳まで可能か?エンジニア300人調査で見えた理想と現実

役職が付くと後輩の教育やマネジメントなどがメインになる管理業務を任されるようになるのが分かりますね。会社の規則でプログラミングを離れる場合や、体力面や給与面などの点から自主的にプログラマーの仕事を離れる決断をする場合があるようです。

初心者がプログラマーを目指せる年齢は?

この記事を見てくださっている方はきっとプログラミングに興味がある未経験の方だと思います。そんな未経験者がプログラマーになるための年齢制限についてチェックします。

転職に有利なのは30代前半まで

転職においてはポテンシャルを見て採用してくれる場合があるので、年齢が若い方が有利になるのは確かです。プログラマーを目指して転職する場合でも20代までであればIT人材の不足も重なり、割と高い確率で転職が可能だと言われています。

そのため他の職種と同じように未経験者として転職する場合には30代前半までなら成功する可能性が高いといえるでしょう。また30代を越えてプログラマーとして転職する場合には20代より少しハードルが高くなります。

全くの事前準備なしにやる気をアピールするだけでは少し難しいかもしれません…。実際に自分で独学をしてみたり、ポートフォリオを準備したりと少なくともプログラマーの適性があるという部分は企業にアピールした方がよいでしょう

転職成功者が増えているIT業界

IT人材の不足は今後もより一層深刻化していくといわれています。そのためIT業界の転職は就職が難しいといわれている今の時代でも、他の業界に比べると転職に成功している人が多いのが特徴です。

2020年のこちらの調査結果(duda転職サービス/転職成功者の年齢調査】平均年齢やコロナの影響、年代別のポイントは?)によると転職成功者を職種別に見てみるとどの年代で比較してもIT業界が最も転職成功率が高くなっています。

IT人材の不足に、働き方の多様化もあいまってIT業界では採用活動が活発な事が見て取れます。

参考:duda転職サービス/転職成功者の年齢調査】平均年齢やコロナの影響、年代別のポイントは?

未経験でプログラマーに転職する時に気を付けるポイント

では最後にプログラマーに未経験から挑戦する際のポイントをご紹介します。

社会人スキルのアピール

ある程度の社会経験がある人が転職の際に忘れてはいけないのが、やはり社会人スキルをいかにアピールできるかという部分です。

ポテンシャルで採用される若い世代に比べてアピールすべきはコミュニケーション能力や、時間管理能力、事務処理能力などこれまでの仕事で培ってきた社会人スキルです。

一見プログラマーには関係ないように思えますが、実は社会人スキルもプログラマーとして仕事をするのに大きく関係しています。20代前半から中盤の若い志願者を抑えて30代の志願者に合格を出す企業はその人に何を求めるでしょうか?

きっとこれまでの社会人経験を活かして職場に適応し、責任を持って仕事をしてくれる事を望むでしょう。プログラマーとしてのポテンシャルだけを見れば、記憶力や体力のある若い志願者を選ぶのが一般的であるため、そのハンデに負けないアピールをする必要があります。

ポートフォリオの準備

プログラマーとして転職をするために欠かせないのがポートフォリオの準備です。未経験とはいってもプログラミングを全く触ったことのない人が採用されるのは難しいかもしれません。

企業としてもプログラミングに適性のある人を採用したいと考えているため就職活動をする前にある程度の準備が必要です。

ポートフォリオとは作品集という意味でプログラミングで使われる場合には、実際に自分がコーディングしたサイトをまとめたり自己紹介サイトを制作している人が多いです。

未経験者としてやる気を見せるだけではなく、実際にある程度の成果を証明することで企業側もその人の意気込み、素質、プログラミングへの適性を測ることが出来ます

未経験からプログラマーを目指す場合にはポートフォリオを忘れずに準備するようにしましょう。

【100%転職できる!?】プログラミングスクールの転職保証の実態を解説!

まとめ

プログラマーに年齢制限があると言われているのはプログラミングが常にアップデートが必要な職業だからであり、経験を積むと管理職に移動する傾向があるからです。

しかし実際にはプログラマーになるのに年齢の決まりはありません。ポイントを抑えて転職準備をすることで人材不足のIT業界で活躍できる可能性があります。

この記事がプログラミングを始めてみようと思えるきっかけになれば嬉しいです。

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