「YouTubeでマコなり社長を見てプログラミングを始めようと思ったけど、テックキャンプの悪い評判がたくさん出てきて受けるかどうか迷っている…」
「エンジニア転職コースだと一括払いでも70万以上かかる…」
「受講するか迷う…」
「30代アラサーでテックキャンプを受けて転職できるかどうか不安…」
そんな悩みを抱えているのではないでしょうか?
本記事では、「30代で実務未経験の人にテックキャンプの受講をおすすめしない理由」について解説していきます。
- テックキャンプ(旧テックエキスパート)をおすすめしない理由
- テックキャンプ(旧テックエキスパート)を受講した人の実体験
- 30代の実務未経験のバックエンドエンジニアに求められる技術スタック
※今回はテックキャンプ(旧テックエキスパート)の転職コースを受講する人を対象にしています。
是非最後までご覧ください。
目次
テックキャンプ(旧テックエキスパート)をおすすめしない理由
30代だけでなくエンジニアの実務未経験の人にテックキャンプ(旧テックエキスパート)をコロナ禍のエンジニア転職時代においておすすめしない理由は3つあります。
- コロナ禍のエンジニア転職に対応できていない
- カリキュラム範囲内でしかメンターは回答しない(できない)
- 70万払っているわりに学べることが少ない
それぞれの理由について見ていきましょう。
コロナ禍のエンジニア転職に対応できていない
テックキャンプの受講をおすすめしない1つ目の理由が「コロナ禍のエンジニア転職に対応出来ていない」ことです。
テックキャンプはコロナ禍において書類選考すら通らないという話をTwitterの口コミやYouTubeで目にします。
テックキャンプで70万払っているにもかかわらず書類すら通らないというのは、悲惨としか言いようがありません。
カリキュラムに沿った勉強だけではエンジニア転職は非常に厳しいというのが現実です。
実際のところ、コロナによってリモートワークが急増したので、実務未経験の人にいきなりリモートワークが出来るかというと非常に厳しいというのが大多数の意見になります。
カリキュラムを完走して、書類にすら通らないということはテックキャンプのエンジニア転職コースがいかにエンジニア転職に対応出来ていないかが分かります。
カリキュラム範囲内でしかメンターは回答しない(できない)
テックキャンプの受講をおすすめしない理由の2つ目が「カリキュラムの範囲内でしかメンターは回答しない」ということです。
実際に現場に入ると、カリキュラムや参考書には載っていないことをネットでひたすら調べまくることが当たり前になります。
日本語以外にも英語の記事を参考にして、試行錯誤して解決することがエンジニアの仕事と言っても良いくらいです。
そういう意味で、カリキュラムの範囲内しか教えられないスクールでプログラミングを受講する意味はないというのが現役エンジニアの見解です。
70万払っているわりに学べることが少ない
最後にテックキャンプの転職コースが30代の実務未経験の人におすすめしない最後の理由が「70万払っているわりに学べることが少ない」という点です。
テックキャンプではカリキュラムに沿った勉強で完結する学習スタイルが基本です。
他のプログラミングスクールでは、30~40万くらいで現役エンジニアが現場レベル以上のことを教えている同業他社が増えてきています。
現役エンジニアでエンジニア養成スクールを運営しているRaiseTechの江並公史さんとRUNTEQを運営している菊本久寿さんのツイートが参考になります。
テックキャンプでは、カリキュラムの内容に即した勉強をやって終わったら、「転職活動頑張って!」みたいな丸投げ感がある気がします。
実際にメンターはカリキュラムの範囲内でしか回答できないというのが現状としてあるので、やはりそんなところで学ぶくらいなら現役エンジニアから学べるほうが良いのではないでしょうか?
しかも、テックキャンプの70万の半額以下の30万で学べるなら全然コスパが良いはずです。
テックキャンプ(旧テックエキスパート)を受講した人の実体験
自社内開発から内定が出た実体験
テックキャンプのカリキュラムを全てやり切ってから転職活動をして自社内開発の企業から内定を取得された方の実体験になります。
実際に書類だけで600社ほど受けたそうですが、書類で見向きもされないことが多く、やはり現実は厳しかったとのことでした。
テックキャンプを受講されてから実務に入ってからのリアルが見れるので、これからテックキャンプを受講することを考えている人だけでなく、エンジニアの仕事のリアルを知りたい人には参考になるはずです。
YouTubeの動画のアップロードが2020年の11月だったので、参考になる部分が多いのではないでしょうか?
納得いく結果が出なかったの受講生の実体験
テックキャンプを受講して5週間くらいで挫折した受講生の実体験です。
YouTubeの動画のアップロードが2021年1月11日になります。
テックキャンプのカリキュラムでは10週間でHTML、CSS、Ruby、Ruby on Rails、Vue.js、AWS、Gitを学ぶそうです。
これらの技術をプログラミングをほとんど触ったことがない人10週間でやり切るのは相当大変だと思います。
Webアプリ開発はチーム開発が基本なので、技術だけでなくコミュニケーションが求められます。
挫折したとは言え、こういった失敗談をYouTubeで掲載しているのを見て参考になる内容でした。
プログラミングで市場価値が高いことや年収が上がったことを誇張した広告を見てプログラミングを始めようと思った人に対して伝えるとしたら、「プログラミングを舐めすぎてはいけない」ということです。
そんな厳しい現実を教えてくれる動画になります。
30代の実務未経験のバックエンドエンジニアに求められる技術スタック
30代の実務未経験でバックエンドエンジニアとして就職するには少なくとも以下の技術スタックが必要になります。
- HTML
- CSS
- JavaScript(Vue.jsかReact.js)
- Ruby
- Ruby on Rails
- Git
- Docker
実務未経験で現場に入るなら、自力でDockerなどを使って環境構築ができることが最低ラインになります。
余裕があれば、プラスアルファでフロントエンドのReact.jsやVue.jsといったSPA(Single Page Application)だったりTypeScriptを勉強してみると良いでしょう。
30代となると、20代よりも転職の難易度が上がるので、プラスアルファの努力が必要になってきます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は30代で実務未経験の人がテックキャンプ(旧テックエキスパート)をおすすめしない理由について解説しました。
テックキャンプのカリキュラムでは600時間で実務未経験からエンジニアに転職して、スキルを付けて市場価値を高めて年収が増えるという宣伝をしています。
コロナをきっかけに実務未経験からエンジニア転職するのは正直難しくなってきているというのが現状です。
そう考えると、実務未経験の人が経験者と遜色ないレベルになる必要があります。
一番良いのは、実務未経験の人が実際の現場で開発を経験した上で、経験者と遜色ないレベルとして転職活動をするというのが2021年以降のエンジニア転職のトレンドになるのではないかと予想しています。