【高卒、未経験者】IT関連の仕事に就くことができる?

高卒でITの会社に就職したいんだけど、高いスキルや経験がなければ無理かな?

ITに就職できたとしても、下請けSESやブラックはやだ!

高卒でIT関連に就職するか、それとも専門学校でスキルを学ぶべきか?

自分が将来就きたい仕事のことを考えると、悩みは尽きません・・・。

好きな職種には就きたいけど、入るのが難しかったり、せっかく入社できたとしても、待遇が悪かったら・・・と考えると尻込みしちゃいますね。

 

さて、高卒でITの知識やスキルがなければ、IT関連の企業で働くのは無理か?

答えは「無理じゃない、できる!!」です。

もちろん努力とやる気は必要です。

 

それじゃあ、IT企業に就職するにはどうしたらいいのか???

IT企業に20年以上勤めた筆者が、IT企業に就職するためのノウハウやIT企業の実情・待遇などをお伝えします。

 

ITの仕事に興味のある人、ITの将来を背負って立ちたい!という人、

ぜひ最後まで目を通して、IT業界へ踏み込むための参考にしてください!!

IT企業にスキルは必要か?

スキルが必要かと問われると、実は「必要」というのが正直な答えです。

なんだ、結局はスキルか・・・

 

ちょっとまって!

 

その前に、企業が採用するときのポイントについてお話しします。

採用のとき企業は、その人が「会社へ貢献できる人材か?」を判断します。

希望者のアピールすることが、企業にとって有益か?、企業の利益を生むことができるか?

それを見極めます。

 

例えばおおまかな判断として、大学を卒業していれば、4年間で人間的に成長している。

専門学校を卒業していれば、専門的なスキルを持っていて、即戦力として期待できる。

というように、学歴や経験、スキルが企業にとっての判断材料です。

 

高卒で未経験の場合その人が会社に貢献できるのかどうかがわからない

企業として判断できない、というのが正直なところです。

そこで企業側は、希望者から「貢献できること(可能性)」をアピールしてほしいのです。

IT企業が必要とする人材とは

実は2020年のIT企業の人気トップ3社「NTTデータ」「楽天」「富士通」は、自社サイトで求める人材を次のように掲げています。

「自律的に自ら動く、自走する」

「新しいことにチャレンジ、挑戦、探求、活躍するフィールドを広げる」

「楽しんで取り組む、変化を楽しむ」

「やり遂げる、成し遂げる」

「チャレンジ」「主体性」「完遂力」

これをIT企業のTOP3が明確にしています。

出典:NTTデータ|求める人財像、Rakuten|採用情報、富士通|募集要項

高卒未経験でIT企業に就職するにはどうする?

ではIT企業へ就職するにはどうしたらいいのか?

今からでも遅くない!実績を作る。短期間にスキルを身につける。

スキルを身につけようとする「主体性やチャレンジ精神、完遂力」をアピールすることなのです。

 

短期間にスキルを一人で磨こうとしても、なかなか難しいものがあります。

今の時代は、インターネットで調べると、プログラミングや情報系、ビジネススキルの勉強ができるオンライン学習を見つけることができます。

専門学校へ通うほどお金はかからないし、メンターの指導者にわからないところも教えてもらえる。

しかし、大学や専門学校と比べると、一人で学習しなくちゃいけないとか、集中力やモチベーションの維持が大変です。

自分をコントロールする努力が必要になってきます。

 

そしてスキルを身につけたら、スキルを元に「アウトプット」を作る

例えば、プログラミングできるようになったら、データを集計するソフトでもゲームなどのスマホアプリでもなんでもいいです。

自分が入社後にやってみたいことをPowerPointを使ってプレゼン資料としてまとめるなど、とにかく「アウトプット(実績)」を出すのです。

これを自分の強みとして、アピールポイントにします。

高卒で就職してから起きること

次にIT企業へ就職してからのことをお話しします。

ほとんどの会社では入社するとまず、新人社員教育の一環として「OJT(On the Job Training = 職場で実務経験を通して、仕事に必要な知識や技術、態度などを習得すること)」が行われ、ビジネススキルや技術的なスキルを学びます

そしてここからが勝負です。

学んだスキルはもちろん体に覚えこませ、他のスキルを学ぶ余裕を持つといった、常に向上心を持つことが大切です。

 

ここで、IT企業だけでなく、ほとんどの企業で学歴や年功序列が廃止されつつありますが、初任給に関しては大卒と高卒で違ってきます

これだけはどうしても企業のしくみとして、やむを得ないところです。

でも働き始めると、学歴とスキルはイコールじゃない

大学でこれだけ勉強したとか、資格を持ってると言っても、仕事で生かせなかったら意味がないですよね?

大卒で昇給できない人はたくさんいます。

働き始めたら、後はその人の向上心と努力次第です。

 

社員の給料を決めるのに、ほとんどの企業で評価制度を取り入れています。

期の始まりに上司とともに目標をたて、期の終わりに目標に対してどれだけの成果実績を上げたか?を確認し合います。

その達成度合いが給料査定の材料になり、そこには学歴や資格はありません

本人の努力とやる気、実力だけです。

ITに入ってからの待遇など

IT企業の給料や仕事時間などの待遇はどうなっているでしょうか?

ITって、そんなに給料はよくない?よくブラックとか言われるけど、残業が多いんだろうな。

といった心配があると思います。

IT企業の年収

まず、IT企業に勤める人の年収はどれくらいか?について、他の産業とともに図1に比較してみます。

国税庁では、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与を業種ごとに公表しています。

棒グラフの青は給料黄色が賞与(ボーナス)、棒グラフの上に青字で示した数値がそれら合計の年収です。

1年を通じて勤務した給与所得者全体の平均給与 = 年収(図1の右端の棒グラフ)436万円(平均給料366万円、平均賞与70万円)となっています。

業種別にみると、最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」の824 万円、次いで「金融業,保険業」の627万円、そしてIT関連の業種である「情報通信業」の599 万円と続きます。

この結果をみて、年収が少ないと感じるでしょうか?

出典:国税庁|民間給与実態統計調査(令和元年)

IT企業の働く時間

続いて、IT企業は以前から忙しくて残業が多いと言われています。

IT企業の労働時間はどうなっているのか、他の業種の労働時間とともに図2に比較してみます。

こちらは厚生労働省が統計を行っている2014年から2019年までの「産業別 労働時間の推移」の集計結果を表しています。

情報通信産業との比較のため、代表として労働時間の多い製造業と建設業、逆に労働時間の少ない金融・保険業を並べました。

図2において、棒グラフは「所定労働時間」を表します。

また、青い棒が建設業、赤い棒が製造業というように、業種別に色分けしています。

「所定労働時間」というのは、契約で定められた労働時間のことで、休憩時間を除く始業時間から就業時間までを言います。

労働基準法で決められた法定労働時間(1日8時間、週40時間)の範囲内で、自由に設定することができます。

IT関係(情報通信業)の所定労働時間(図2の黄色棒)を見ると、2014年に155時間で、2019年では154時間と横ばいでほぼ変わりません。

ひと月あたり155時間ということは、月20日(週休2日)出勤 として、1日7.75時間、週38.75時間になります。

この数値は産業の平均の所定労働時間(グレーの棒)よりも、少ない仕事時間です。

情報通信業の所定労働時間は他の業種よりも少ないことがわかります。

参考:厚生労働省|厚生労働統計調査 労働時間

IT企業の残業時間

次に図2の折れ線グラフは「残業時間」を表します。

IT関係(情報通信業)の残業時間(黄色折れ線)に注目すると、2014年で18時間だった残業時間が2019年では11時間まで削減されています。

もともと少な目だった金融業については横ばい、そして2014年に情報通信業と同様、残業時間が長かった製造業は2019年も変わらない状況です。

IT企業では確かに、以前から長時間労働の問題が取り沙汰されていて、厚労省も対策に乗り出していました。

残業時間が急に減少傾向となったのには、2015年に起きた大手広告代理店女性社員の長時間労働による過労死の問題がきっかけとなりました。

そこから、各企業はこぞって残業時間の削減はもちろん、有給休暇の完全取得のすすめなどの対策を打つようになりました。

働き方改革による労働時間の影響

2019年4月、厚生労働省が進めている働き方改革」施行されました。

これによって労働基準法の改正など、法的にも残業時間の上限に規制が加えられるようになり、企業全体が労働時間を減らす方向へ動き出しました。

労働時間の2020年の結果がでていないため、はっきりしたことは言えませんが、「働き方改革」によってさらなる削減効果が表れるものと考えられます。

IT企業は今、慢性的な人材不足に陥っている!

IT企業の長時間労働問題は、人材不足も大きな原因となっていました。

そのため、人材不足解消に向けて新規採用だけでなく、「人材を育てる取組み」を行う企業が増えてきました。

IT関連の市場規模は、2030年には37.4%拡大すると予測、そして逆にIT人材は、2030年には45万人不足すると予想されており、今後は人材の取り合いになることが必至です。

そのため、企業は早いうちに自社内でIT人材を育成することが必要不可欠なのです。

参考:情報処理推進機構|IT人材白書2017

IT人材不足の詳細は以下の記事で紹介しています。

【ITの今後はどうなる?】IT業界へ就職・転職するべき?!

まとめ

いかがでしたか?今回は、「高卒、未経験者でもIT関連に仕事に就くことができるか?」について解説しました。

今、IT関連は業界自体が伸びている一方で、慢性的な人材不足に陥っています。

企業は若い力を必要としています。

今こそ新しい世界へ一歩踏み出すチャンスなのです。

 

IT関連は、時間とともに進化しています。

進化に柔軟に対応できるよう、常にスキルはアップデートする意識が大切です。

 

この記事が、IT業界を目指す人たちの参考になると嬉しいです。

 

BLOGコンテンツをパーソナライズします

あなたは現在「プログラミング学習者」ですか?