エンジニアになりたい理由を探る|面接を突破するエンジニアの志望動機の書き方

これからエンジニアとして就職・転職したい方はエンジニア職に転職する明確な志望動機が出来ていますか?

面接を突破し晴れてエンジニアとして活躍するには、しっかりと根拠のある志望動機が必要です。今回はそんなエンジニア志望の方のために、しっかりとした志望理由を作成する方法を解説していきます。

上っ面だけの薄い志望理由にならないよう、エンジニアとして活躍したい意思をしっかり定着させましょう。

志望動機が思いつかない理由と解決方法

まずは、なぜ志望動機を明確にすることが出来ないのか、その理由を探っていきましょう。

志望動機が作成できていない方の多くは、以下の4点のいずれかに当てはまると思います。

志望動機が思いつかない理由
・自己分析ができていない
・企業研究ができていない
・業界研究ができていない
・自分の志望理由とその企業を志望する理由が結び付けられていない

自己分析ができていない

自己分析ができていないと、自分が何をしたいのか明確に定めることが出来ません。よってこの自己分析ができていないのは、一番悪い状態。

まずは自分がやりたいことをしっかりと意識し、そのやりたいことを完遂するためには自分のどんな能力が生かせそうかを考えます。

この時漠然としたイメージを持つのではなく、しっかりと具体的な理想像を想像するのが大切。特に自分の能力については、一つのことをどんどん掘り下げて具体的かつ、細分化しておきましょう。

業界研究ができていない

業界研究は就職・転職したいと思った際にまず真っ先に取り掛かるべきものです。世の中にはどんな仕事があって、どんな場面で役に立っているのかをしっかり調べましょう。

やりたいことがない方は、この業界研究の過程である程度業界を絞っておきましょう。今回はエンジニア志望の方向けの記事なので、ここは割愛します。

具体的に志望する業界が決まった後は、とにかくその分野の研究を進めます。ひとえにエンジニアと言ってもエンジニアが活躍できる場は様々。まずは自分がどんな分野でエンジニアとして活躍したいのかを決めましょう。

企業研究ができていない

企業研究がしっかりできていないと、なかなか面接を突破できません。

企業側はできるだけ長く働き、企業側に利益をもたらす人間を求めているため、本当にその企業に就職したいと思っている活動者を採用したいのです。

採用する企業側の手間も増えますが、面接に向かう活動者の時間も浪費してしまうことになります。希望する企業はどんな業務内容なのか、これまでにどんな実績があるのか、どんなサービスを提供しているのかを事前に調べましょう。

自分の志望理由とその企業を志望する理由が結び付けられていない

これは先述した企業研究不足と少し重なりますが、その企業が求めているものと、自分の能力、将来像がマッチしない状態です。

少し分かりづらいので具体的な例を参考にしてみましょう。

例えばあなたはWeb系アプリケーションの開発に携わりたく、さらにWeb系アプリケーションの開発スキルを持っているとします。

あなたが面接に訪れたA社では、Web系アプリケーションの開発にはあまり注力しておらず、いずれは組み込み系のシステムを大量に受注したいと経営方針に掲げています。

少しわざとらしいですが、明らかに双方の行く先が一致していませんよね。企業側としては「それは別の企業で出来るのではないか」と思うわけです。

これも先述した時間の浪費になりかねません。仮に採用されたとしても、やりたい業務ができずに悶々と過ごすことになるでしょう。

こうした事態を起こさないためにも、自己分析だけでなく、業界研究、企業緩急にはしっかり力を注ぎましょう。

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エンジニアになりたい明確な理由を見つける方法

ここまでは全体向けに志望動機の見つけ方を紹介しましたが、ここからはエンジニア職を目指す方向けの情報をご紹介します。

エンジニアになりたいと思ったきっかけを思い出す

まずはなぜエンジニアを目指そうと思ったのかその理由を思い出してみてください。理由は何でも構いません。

パソコンが好きだったから、給料が高かったから、プログラムを書くのが好きだから、ものづくりが好きだからなど、ここはそのまま企業に伝える部分ではないので、なんでもOK!

私はエンジニアを志望すると決めた時「一生勉強していかなければならない業界だから」と「給料が安定してるから」「デスクワークだから」という3つの理由で決めました。

働くことに漠然としたイメージしかない方は多いと思いますが、技術職である「エンジニア」を志望する方には、何か明確な理由があるはずです。

企業面接の際に聞かれることが多い項目なので、できるだけ志望し始めた当時の記憶をピックアップしておきましょう。

エンジニアとして何をしたいのかを考える

次に考えるべき項目が「エンジニアになって何がしたいか」です。さらに具体的に言うと「エンジニアとして何を開発したいか」ですね。

エンジニア志望の方の多くは、こんなアプリケーションを作ってみたい!、こんなシステムで課題を解決したい!など、エンジニアとしてやりたいことがあると思います。

この「やりたい事」を志望動機に入れ込むのです。

万が一やりたいことがないという方は、業界研究を進めましょう。社会の中でITはどこでどう役に立っているのかを調べ、その中で自分が携わりたい部分をピックアップします。これで「エンジニアになったらやりたい事」の完成です!

企業向けに最高の志望動機を作るためには

その会社でどう働きたいのかを考える

ピックアップ作業が終わったら、次はどの会社でこの希望を叶えるのかを探ります。志望動機の書きやすさからして、自分の目指す分野の業務に特化している企業を選ぶのがベター。

自分の目指すものと会社の目指すものが同じだと、自然と熱意が湧いて「その会社でなくてはならない理由」が出て来ます。

明確に働きたいという意思を持てる会社を見つけたら、その会社でどう働きたいのかを文章化します。

例としては「自分は〇〇の分野に興味があり、御社ではその〇〇の実績があったため、自分もその開発に携わりたいと思った」という感じ。

会社によっては導入実績やサービス一覧で実績を公開しているところもあるので、この実績に魅力を感じたことをアピールできると良いですね。

その会社でどう成長したいのかキャリアプランを練る

会社に勤める以上、会社側からは雇っている会社員の成長も期待されます。そこで面接の段階で、自分のキャリアプランを大まかに紹介しまいましょう。

まだ暫定的な段階のものでOK!例えば「今は〇〇の開発しか行えないが、将来的には△△のスキルも身につけていきたい」など。この△△の部分は、会社が行っている業務に含まれる部分でなくてはなりません。

自分のキャリアプランと会社の業務内容が一致していることが大前提なので、自分のキャリアプランはこうあって、その業務に携わりたいからこの会社を選んだといえるように、しっかり企業の研究をしておきましょう。

まとめ

今回はエンジニアになりたい理由が見つからない方向けに、その理由の見つけ方と、志望動機の書き方についてご紹介しました。少し複雑だったので以下にポイントをまとめます。

エンジニアになりたい理由の見つけ方
・なぜエンジニアを志したのか初心を思い出す
・エンジニアとして何がしたいのか考える
・エンジニアとして具体的に開発したいものを考える

エンジニアになろうとした明確な理由がなければ、面接が通らないことも。まだぼんやりとした理由しかないという方は、この記事を参に自分の志望動機を練り直してみましょう。

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