今日から使える!課題発見と解決のフレームワーク5選

こんにちは、リモートワーク中の体重増加抑制が課題のはるかです。
皮下脂肪だけではなく、生活習慣病も怖いので、甘いものは控え目を心がけます。

さて、本題に入りたいと思います。

ビジネスパーソンには、問題解決能力が必要であるといわれています。問題解決をするには、まず、問題や課題を発見する必要がありますよね?

事務局

「どうやって、課題を発見したらよいのだろう?」
「課題発見と解決に使える、便利な手法はないのだろうか?」

などという疑問や悩みをお持ちなのではないでしょうか。
そこで今回は、「今日から使える!課題発見と解決のフレームワーク5選」を紹介します。すぐに仕事に活用できる便利な手法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

フレームワークとは

フレームワーク(ビジネスフレームワーク)は、情報や状況を整理するツールです。ビジネス上の問題を解決するためのテンプレートといってもよいでしょう。
ビジネス上で直面するさまざまな問題を、すべて1から考えて処理していくのは、効率が悪いですよね?

そこで、「同じような問題は、すでにあるテンプレートを活用して処理しよう」というのがフレームワークの基本的な考え方です。
フレームワークを目的に応じて使い分け、自らのビジネスに当てはめて思考することで、何が課題で、どのように解決すればよいのかを論理的に導くことができます。

近年、注目が高まっている「ビジネス・フレームワーク」――。これは、世界最強のコンサルティング・ファームと称される「マッキンゼー・アンド・カンパニー」をはじめとするコンサルティング会社や学者などの“先人”が考えた、ビジネスの分析・思考ツールです。フレームワークを用いて情報を整理すれば、ビジネス全体の俯瞰が容易になり、課題の発見や戦略策定、意思決定の精度やスピードが格段に上がります。

出典:マッキンゼーで学んだフレームワークの教科書

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課題発見と解決のフレームワーク5選

今回は、「課題発見と解決」に使える、便利なフレームワークを5つ紹介します。

  • ブレインストーミング
  • グルーピング(MECE)
  • ロジックツリー
  • ロードマップ
  • アクションプラン

どれも有名なフレームワークですが、今回は具体例を挙げながら分かりやすく紹介していきます。課題発見と解決には段階ありますので、順を追って見ていきましょう。

ブレインストーミングで課題をリストアップする

ブレインストーミングとは、グループでアイディアを出し合い、創造的なアイデアを生み出す会議のフレームワークです。

まずは、認識している課題を全てリストアップします。付箋1枚ごとに1つの課題を書き出していきます。ここでは難しいことは考えず、まずは簡単にでよいので、頭に浮かんでくる課題を一つ残らず出し切ることがポイントになります。

この段階で書き出した課題が少ないと、後ほど整理して深堀りする際に、有意義な結果を得られません。課題を書き出した付箋の数が、最低でも30枚を超えるまでは課題の書き出しを続けてください。

ふせんに書き出した課題を見て、より具体的に考えてみたり、逆に抽象的に考えたりすると、書き出せる課題の数がより増えるでしょう。一枚の紙に書き出すのではなく、多数のふせんに書き出すことがポイントです。

貼ったり剥がしたりして入れ替えをすることにより、アイデアの幅が広がるため、付箋を惜しみなく使いましょう。

ブレインストーミングでは、ポスト・イット® 強粘着ノートを参加者に配り、1枚に1つアイディアを書いて貼り出すのがポイント。書くことで、人の意見に左右されずに自分の意見を書くことができます。さらに貼り出して共有することで、人のアイディアから発想を広げることができます。
たくさんのアイディアを出すために、4つのルールを守りましょう。

ブレインストーミングのルール
批判厳禁:アイディアの批判や評価をしない
自由奔放:どんなアイディアも歓迎する
質より量:多くのアイディアを出して拡散する
結合拡張:人の意見に自分のアイディアを付け足して、発想を広げる

出典:ポスト・イット® 製品を使ったブレインストーミング(ブレスト)でのアイディア出しのルール、方法、手順

冒頭の私の課題を例にすると、「体重が増えた」、「自炊をしない」、「ウーバーイーツに頼りすぎている」、「お菓子を食べ過ぎている」、「ジムに行きたいが、コロナ感染が怖い」、「リモートワークなので外出の機会が少ない」などの課題がリストアップされます。

グルーピングで課題をMECEに分類する

次に、書き出した課題をグルーピングします。グルーピングとは、似たような課題や関連する課題を集めてグループをつくることで、課題を整理するフレームワークの一つです。

グルーピングをする時には、抜け漏れや重複がないように整理することがポイントです。

MECEというのはもともとマッキンゼーの社内用語で、「ミーシー」ないし「ミッシー」と読む。「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字をつなげたもので、直訳すれば「相互に排他的、かつ、全体として網羅的」となる。なんだか難しそうですよね。
しかしこれはひと言で言えば「ダブりもモレない状態」のことだと思ってもらえばいいだろう。

出典:知ってますか? マッキンゼーが「MECE」を重視する本当の理由

この「モレなく、ダブりない」状態を、MECE(ミーシー)と呼びます。物事を整理する際に、正確な判断をするためのフレームワークの一つで、論理的な思考方法において、基本的な考え方の一つでもあります。

この段階で、付箋に書き出した課題に大きな偏りがあることに気づく場合があります。その場合には、書き出していなかった観点の課題を追加で書き出して、グループに追加しましょう。

私の例でいえば、「自炊をしない」、「ウーバーイーツに頼りすぎている」、「お菓子を食べ過ぎている」が、「原因:食生活」のグループ、「ジムに行きたいが、コロナ感染が怖い」と「リモートワークなので外出の機会が少ない」が、「原因:運動不足」のグループに分けられます。

ロジックツリーで課題を整理する

グルーピングした課題を見ながら、課題のロジックツリーを作成します。ロジック・ツリーとは、上位概念を下位の概念に分解して、問題の原因特定や課題解決をするためのフレームワークです。
大きな木が枝分かれするイメージで事物を要素分解して、思考を整理します。ロジックツリーを作成することで、課題の階層や関連性を明確にできるため、本質的な問題を特定し、解決策を考えることができます。

ロジックツリーとは、あるテーマについて、細かく分解していく過程と結果を示す図。その図を作ることで、本質的な問題が「どこにあるのか(Where)」、その問題はなぜ発生しているのかという「理由(Why)」を解明する。さらに、どのような「解決策(How)」があるかも幅広く考えることができるのだ。

出典:【2 ロジックツリー】コンサルが大活用する 分解して解明する方法

局所的な課題を解決しても、根本の課題を解決できなければ、結局同じことを繰り返すことになってしまいますが、ロジックツリーを使えば、課題を階層別に整理することで、根本の課題を特定して解決につなげることができます。

私の例でいえば、「自炊をしない」ことが、「ウーバーイーツに頼りすぎている」と「お菓子を食べ過ぎている」の根本原因となっていることが分かりました。

ロードマップを設計して課題の優先順位を決定する

ロードマップは、目標達成までの工程を時系列で表現するフレームワークです。ロードマップの設計には、まず、課題を階層に整理したロジックツリーを見て、どの課題から解決していくかの優先順位を決定していきます。

 

ビジネスロードマップとは、目標達成に必要な事項や困難な事柄を時系列で大まかに書きだしたものです。ベースにする時間軸は数カ月のものから、何十年先のものまでビジネスによっていろいろ。
簡単に言えば、ビジネスの未来予想図です。

出典:失敗しないビジネスロードマップとは?【目的や書き方まで大公開!】

自社の状況や与えられているリソース、期待できる効果などを考慮して、優先的に取り組むべき課題を決定します。ロードマップを作成する際は、必ず日付を記入するようにしましょう。数字を入れることが、具体的なアクションにつながるからです。

優先順位や実現可能性などを考慮して、長期的課題、中期的課題、短期的課題などに課題を区別していきます。

私の例でいえば、根本原因である「自炊しない」ことが、最も優先的に取り組むべき、短期的課題であることが発見できました。そして、「ジムに行きたいが、コロナ感染が怖い」と「リモートワークなので外出の機会が少ない」の根本原因は、「コロナウイルスの流行」であり、解決が困難なため、優先順位が低い、長期的な課題であることも分かりました。

アクションプランへ落とし込んで課題を解決する

アクションプランとは、目標達成に必要なアクションを段階的に策定し、確実に実現するためのフレームワークです。ロードマップで優先順位が決定が完了したら、今度は、具体的な行動計画であるアクションプランを作成していきます。

誰が、いつ、なにを、どのくらいするか?という行動の詳細を、アクションプランの表に記入していきます。

アクションとして記入された行動計画をもとにして、プロジェクトメンバーが各自のスケジュールに細分化されたタスクとして落とし込んでいきます。

アクションプランとは、戦略や改革の、具体的な施策。一般に、2~3年程度の時間軸で設定した中期プランと、数ヶ月程度の短期実行プランの2種類を用意する。
中期プランは施策の優先順位をもとに、どのような手順で何に手を着けるのかという道筋を大まかに設定したものである。中期的にどのようなことをどのような手順で展開するのかを示す、マスタープラン(全体計画)である。
一方、短期実行プランには、向こう数ヶ月程度の具体的なアクションを明示する。もちろん、この段階で個々の詳細な計画をすべて詰めることは不可能だが、当面何から手を着けるのかを、作業レベルで明らかにしなければならない。

出典:グロービス経営大学院 アクションプランとは・意味

私の例でいえば、「自炊しない」という課題を解決するためのアクションプランとして「ネットスーパーを活用する」を決定したので、「ネットスーパーのアカウントを取得する」というタスクを明日を期限として設定することにしました。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、「今日から使える!課題発見と解決のフレームワーク5選」についてご紹介しました。

これで「どうやって、課題を発見したらよいのだろう?」という悩みも解決することができます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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